ドイツ遠征中のU18男子日本代表、スウェーデンを破り大会初勝利

粘りを見せたスロベニア戦、トルコ戦
「FIBA U18アジアカップ2026」を見据え、2月に片峯聡太ヘッドコーチ(福岡大附大濠)体制となって本格始動した2025年度男子U18日本代表チーム。彼らは現在、ドイツ(マンハイム、フィールンハイム)で開催中の「第31回 アルベルト・シュヴァイツァートーナメント」に臨んでいる。
味の素ナショナルトレーニングセンターでのエントリーキャンプや強化合宿を経て厳選された14名の選手たちは、4月4日より開幕した同大会のグループA(日本、スウェーデン、トルコ、ドイツ、バーレーン、スロベニア)で奮闘を続けている。初戦、第2戦とヨーロッパの強豪に惜敗を喫したが、第3戦となるスウェーデン戦において見事な逆転劇で大会初勝利を挙げた。
4月4日、初戦の相手はスロベニア。立ち上がりから日本はアグレッシブにリングへアタックし続け、1Q開始6分を9-6とリードする上々のスタートを切ったが、すぐに逆転を許した日本。それでも、ドライブから流れをつかんで一旦逆転したものの、前半は39-44で折り返し。
3Qに入るとスロベニアが流れをつかんで、2桁差のビハインドとなったが選手たちは集中力をキープ。3Pシュートでじりじりと点差を詰めると、ベネディクト研一郎がオフェンスをけん引。終盤には84-86と1ポゼッション差まで肉薄する意地を見せたものの、一歩届かず。86-94での惜敗となった。
翌5日のトルコ戦は、ロースコアの立ち上がりとなった。日本はペイントエリアを果敢に攻め立てて20-14と流れを握ったかに見えたが、ここからトルコが復調。高さとボールマンへのプレッシャーに手こずった日本は、逆転を許すと一気にリードを広げられて30-49で前半を終えた。
それでも後半は、粘りを発揮。本田蕗以のダンクなどで一時8点差まで詰めたものの、追い上げもここまで。66-78で連敗となった。
スウェーデンから97点を挙げて初白星
迎えた大会3日目、4月6日で対戦したのはスウェーデンだった。立ち上がりからアップテンポな点の取り合いとなる中、スウェーデンが主導権を握り、47-53で折り返す。それでも日本は、19-15とリバウンドで相手を上回り、ターンオーバーを10本誘発するなど、ディフェンスは悪くなかった。
3Qに入って、スウェーデンのシュート精度は落ちなかったが、日本も追随。残り6分を切ったところで櫻井照大が左ウイングで3Pシュートを成功。59-58と逆転に成功。さらに白谷がドライブから連続得点を挙げ、中村文哉の3Pシュートや、アーリーオフェンスからトンプソン ヨセフ ハサンがレイアップを沈め、70-64で最終クォーターを迎えた。
勝負の4Q、日本は好守を披露。ボールマンにプレッシャーをかけ続け、インサイドでもスウェーデンにスペースを与えない。相手が点差を詰めようと食い下がる中、今度は恒岡ケイマンやマクミラン アレックスがゴール下で存在感を発揮して失点を防ぎ、8〜10点差のセーフティリードを維持した。終盤はファウルゲームを展開されたが、慌てることなくフリースローを沈め、97-84でうれしい大会初勝利を果たした。
この試合、日本はリバウンドで44-33と相手を上回り、16本のターンオーバーを誘発(日本は8本)。ベネディクトがチームトップの22得点8リバウンドをマークし、白谷が18得点。髙橋歩路が3Pシュート4本をノーミスで決めて17得点、マクミランも8得点9リバウンドと躍動した。
3試合を終えて5位(1勝2敗)の日本は、明日バーレーンと、明後日ドイツと対戦。その後は準決勝か順位決定戦に進むことになる。

■2025年度バスケットボール男子U18日本代表チーム
第3次強化合宿および「第31回 アルベルト・シュヴァイツァートーナメント」 参加メンバー表
【スタッフ】
アンダーカテゴリー男子代表強化部会長 井手口 孝 (福岡第一高等学校)
チームリーダー 大澤 徹也 (東山高等学校)
ヘッドコーチ 片峯 聡太 (福岡大学附属大濠高等学校)
アシスタントコーチ 濱屋 史篤 (北陸学院高等学校)
サポートコーチ 稲葉 弘法 (つくば秀英高等学校) ※合宿のみ参加
サポートコーチ 伊東 純希 (八王子学園八王子高等学校) ※合宿のみ参加
サポートコーチ 水越 悠太 (桜丘高等学校) ※合宿のみ参加
スキルコーチ 丸田 健司 (KAGO CLUB)
アナライジングスタッフ 渡邊 敬太 (公益財団法人日本バスケットボール協会)
スポーツパフォーマンスコーチ 佐藤 晃一 (公益財団法人日本バスケットボール協会)※合宿のみ参加
アスレチックトレーナー 高橋 基樹 (専修大学)
アスレチックトレーナー 竹上 綾香 (立教大学)
チームマネージャー 髙木 歩幸 (公益財団法人日本バスケットボール協会)
アシスタントチームマネージャー 大木 瀬音 (公益財団法人日本バスケットボール協会)
【選手】14名
#4 今野 瑛心(PF / 192cm / 17歳 / 仙台大学附属明成高等学校)
#5 恒岡 ケイマン(PF / 196cm / 17歳 / 開志国際高等学校)
#6 トンプソン ヨセフ ハサン(SG / 184cm / 17歳 / 福岡第一高等学校)
#7 櫻井 照大(PG / 180cm / 17歳 / 福岡大学附属大濠高等学校)
#9 音山 繋太(SF / 196cm / 17歳 / 中部大学第一高等学校)
#10 マクミラン アレックス(PF / 198cm / 17歳 / 沖縄県立沖縄水産高等学校)
#11 髙橋 歩路(SG・SF / 187cm / 17歳 / 開志国際高等学校)
#12 藤原 弘大(SG / 180cm / 17歳 / 北陸学院高等学校)
#13 本田 蕗以(SF / 188cm / 17歳 / 福岡大学附属大濠高等学校)
#14 ベネディクト 研一郎(SF / 196cm / 17歳 / St. George’s School)
#15 白谷 柱誠ジャック(PF / 194cm / 16歳 / 福岡大学附属大濠高等学校)
#16 中村 文哉(SF / 190cm / 17歳 / 福岡大学附属大濠高等学校)
#17 池田 楓真(PG / 172cm / 17歳 / 開志国際高等学校)
#18 イヘツ グットラックチネドゥ(SF / 195cm / 16歳 / 開志国際高等学校)
※平均(Average):189.2cm、16.9歳
※所属:2026年3月24日現在
※ポジション(P):PG-ポイントガード、SG-シューティングガード、SF-スモールフォワード、PF-パワーフォワード、C-センター
大会名:「第31回 アルベルト・シュヴァイツァートーナメント」
日程:2026年4月4日(土) ~ 4月11日(土)
開催地:ドイツ・マンハイム、フィールンハイム
参加チーム:
【グループA】 日本、スウェーデン、トルコ、ドイツ、バーレーン、スロベニア
【グループB】 セルビア、イタリア、中国、ブラジル、ニュージーランド、ラトビア
日本戦スケジュール (予定):
4月4日 86-94 スロベニア
4月5日 66-78トルコ
4月6日 97-84 スウェーデン
4月8日 日本 vs バーレーン (日本時間 20:15)
4月9日 日本 vs ドイツ (日本時間 27:00 10日深夜3:00)
4月10日 順位決定戦、準決勝
4月11日 順位決定戦、決勝
大会ホームページ:https://ast.basketball-bund.de/
YouTube配信はこちら:https://www.youtube.com/@dbb_basketball/streams










