月刊バスケットボール5月号

179cmの長身を生かす小6・田中杏奈(輝汐)「三輪美良々選手のように」【全国ミニバス2026】

悲願の全国初出場を果たした輝汐の179cmエース


3月28日、「第57回マクドナルド全国ミニバスケットボール大会」が京王アリーナTOKYOで開幕した。すでに昨年から導入された3Pシュートに加え、今大会ではリングの高さが大人と同じ「305cm」、ボールも「6号球」へと変更される特別競技ルールが適用されている。優勝や順位付けを行わない交歓大会という、選手たちが伸び伸びとプレーできる環境下で、楽しそうにコートを駆け回っていたのが糸満市立糸満南小(沖縄)だ。

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「自分たちがこの舞台に立てていることが、めっちゃうれしいです」

そう言って笑うのが、チームの大黒柱・田中杏奈だ。小学6年生にして179cm。今大会の全出場選手の中で、男子を含めても最長身の選手だ。「お父さんが183cm、お母さんも168cmあって、家族みんな背が大きいです」と本人も言う。小学1年生の頃に140cmほどだった身長は、6年間でおよそ40cm伸び、「結構、膝は痛かったです」と育ち盛りの日々を振り返る。

バスケとの出会いは、いとこから誘われて4年生から。それまでは体操を習っており、「最初は走る練習などがすごくキツかったですが、徐々に慣れていきました」と、この3年間で走力を身に付けた。

今回、全国への出場権をつかめたのは「ガード陣を中心に、激しいディフェンスから流れをつかんでシュートを決めるというチームの強みを出せたからだと思います」と田中。そんなチームメイトたちに負けじと、今大会の初戦では田中も長い腕を伸ばしたスティールからワンマン速攻のレイアップシュートを決めていた。



センターとしての意識しているのは「ゴール下のシュートをしっかり決めることと、リバウンドと、ブロック」。その言葉どおり、今大会の初戦でも高さを生かし、3人ほどに囲まれながらもリバウンドを奪い取る場面があった。「ブロックは全然できなかったですけど⋯」と素直に振り返るが、腕を伸ばしてゴール下にそびえ立つだけでも、相手にとっては厄介なプレッシャーになるはずだ。

憧れの存在は、昨冬の全国大会で優勝した大阪薫英女学院高のセンター、三輪美良々。ほぼ同じくらいの身長で(三輪は177cm)、インサイドで体を張って活躍する彼女のプレーを目にし、「こんなふうに活躍できるようになりたいなと思いました」と目標にしている。

今はインサイドプレーの基本を固めながら、将来的には「ポストでしっかり強くプレーしつつ、外からもシュートを打てる選手になりたいです」と、プレーの幅の拡大を志す。

まだまだプレーは粗削りだが、可能性は無限大。未完の大器、田中杏奈の名前を覚えておきたい。


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取材・文/中村麻衣子(月刊バスケットボール) 写真/JBA

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