月刊バスケットボール2月号

Bリーグ

2026.02.15

決勝は豪独対決に、名古屋D U18と八王子が3位決定戦で対戦[インフロニア B.LEAGUE U18 INTERNATIONAL CUP 2026]

2月14日、「インフロニア B.LEAGUE U18 INTERNATIONAL CUP 2026」4日目、決勝トーナメントが行われ、前回覇者のVictoria州選抜 U18(オーストラリア)とALBA Berlin U18(ドイツ)が決勝進出を決めた。

[決勝トーナメント] Victoria州選抜 U18とALBA Berlin U18が決勝進出


前年王者であるVictoria州選抜 U18 (グループA1位) とインターハイ準優勝の八王子学園八王子高(グループB2位)の対戦となった準決勝1試合目。八王子学園八王子高は#10⼋重沢仁が開始から爆発し、3本の3Pシュートを決めるなど、一人で八王子最初の11得点を奪うスタートを切った。それでもVictoria州選抜 U18は慌てなかった。ボールマンへのプレッシャーを強めてミスを誘発すると、アップテンポなオフェンスを展開。残り5分で逆転し、11点のリードを作って第2クォーターを迎えると、失点を2に抑え51-13としてハーフタイムを迎えた。後半に入っても、高い集中力でプレーするVictoria州選抜 U18は隙を作らず。80-52で勝利し、決勝進出を決めた。

「全員が本当に素晴らしいプレーをしてくれたと思います。自分たちがやりたかったことをしっかりと出し切れました」と語ったのは、Victoria州選抜 U18のキャプテン、#13アレクザンダー・グレイ。この日は、自身の誕生日とあって“うれしい勝利になりました”と笑顔を見せると「4試合目となって、チームの連携が格段に良くなっています。特にディフェンスが大幅に改善されています。うまく噛み合ってきているなと感じます」と自信をのぞかせた。


ディフェンスの調子が上がっているVictoria州選抜 U18


八王子学園八王子高#10⼋重沢仁は大会最多タイとなる7本の3Pシュートを決めた



準決勝のもう1試合は、ALBA Berlin U18 (グループB1位) と名古屋ダイヤモンドドルフィンズ U18(グループA2位)の一戦。予選グループ戦最終戦を戦い終えたあと、名古屋D U18山下諒HCは「全員が経験したがない高さの相手です。ペイントには2m超えの選手がいるので、簡単にフィニッシュに行けない。どんなゲームをするべきか。集中力切らさなければ、可能性はあると思っています」と語っていた。
その名古屋D U18は、いきなり#2若野瑛太、#9春田結斗が3Pシュートを射抜く好スタートを切ると、その後も速いテンポでオフェンスを展開した。しかし、ALBA Berlin U18は慌てない。「相手のディフェンスが機能し、いい立ち上がりではありませんでした。それでも、自分たちのリズムを取り戻せました」とALBA Berlin U18#9ノア・イージシャイ。優勢に立つリバウンドから速い展開につなぐと、残り5分、#10フィン・ボーシャーノースキのプットバックで逆転した。その後、名古屋D U18は#2若野のバスケットカウント、#13藤田翔による2本のコーナー3Pシュートなどで加点したが、差が縮まらず。第2クォーター序盤に2桁差を付けられると、21点のビハインドとなってハーフタイムを迎えた。

それでも後半、強度に慣れてきた名古屋D U18は好ディフェンスを披露。相手からターンオーバーを誘発すると3Pシュートでの得点につないで、拮抗した展開を作った。集中力を維持する名古屋D U18は第4クォーターでも17-18と互角の攻防を見せたが、ALBA Berlin U18が93-65で快勝し決勝に駒を進めた。名古屋D U18は敗れたものの、後半のターンオーバーはわずか2本。逆に14本のターンオーバーを引き出すなど見せ場を作った。そのバスケに対して、#9イージシャイも「彼らは身長で劣っていたとしても、エネルギーに満ちた激しいプレーで対等に渡り合えると証明したと思います」と称えている。

果たして決勝は、Victoria州選抜 U18とALBA Berlin U18という顔合わせになった。Victoria州選抜 U18の#13グレイは、「ALBA Berlin U18は見てのとおりサイズが特徴的ですし、オーストラリアにはないスタイルのバスケです。簡単な展開にはならないはずですが、楽しみたいと思います」と意気込んだ。一方、ALBA Berlin U18#9イージシャイは「常にフィジカルなプレーをするVictoria州選抜 U18のバスケは印象的です。高さでは自分たちにアドバンテージがありますが、いかに集中を切らさずアグレッシブにプレーできるかが優勝への鍵になると思います」と強調。果たして頂点に立つのはどちらのチームとなるだろうか?


ALBA Berlin U18#4マテオ・ハーマンは迫力満点のダンクを披露


攻防の軸となった名古屋D U18#2若野瑛太



[順位決定トーナメント] SR渋谷 U18、北海道U18が5位決定戦へ


順位決定トーナメントでも熱戦は続いた。
まず行われたのがB.LEAGUE U18選抜(グループA3位)とサンロッカーズ渋谷 U18(グループB4位)の一戦。前半、B.LEAGUE U18選抜は、#6阿部真冴橙を中心に、交代で出てきた選手が次々と得点。豊富なタレントを生かして一歩リードし5点で折り返した。しかし、第3クォーター、SR渋谷 U18がディフェンスからチャンスを掴んだ。ボールマンに対してプレッシャーをかけてオフェンスに転じると、#10棚橋康成の3Pシュートを射抜くと、#47山野井皓がペイントアタックから得点につなぎ、このクォーターは26-10として逆転。その後は、一進一退の攻防となったが、SR 渋谷 U18が63-57で勝利。明日の5位決定戦進出を決めた。

SR渋谷 U18の#11礒崎陽向は「後半、ターンオーバーを減らして後半に繋げられました。目標の優勝には届きませんでしたが、“誰が見ても実力でねじ伏せ、チームとして尊敬される”という景色を見るために一丸となって明日の試合に臨みたいと思います」と力を込めた。#11礒崎はこの日、要所でシュートを決めて15得点の活躍。自身の役割について「決められてもトランジション・オフェンスでやり返すということを意識しています」と説明した。
敗れたB.LEAGUE U18選抜だが、#9 深⽔⻁太郎(千葉ジェッツ U18)は「大会を通してオフェンスのスペーシングや、チーム全体でのリバウンドの意識は改善されてきました」とチームのステップアップを強調。「最終戦は、B.LEAGUE U18の選抜としてのプライドと自覚を持ち、40分間やるべきことをやり抜いて勝利します」と誓った。


欲しいところで得点を奪ったSR渋谷 U18#11礒崎陽向


B.LEAGUE U18選抜をけん引した#6阿部真冴橙



順位決定トーナメントのもう1試合ではレバンガ北海道 U18(グループB3位)と大阪エヴェッサ U18(グループA4位)が対戦。「インフロニア B.LEAGUE U18 CHAMPIONS」では準決勝で対戦し、北海道 U18が勝利している。「第1クォーターから2桁のリードを作れ、やりたいバスケができていました」と#6木村颯太が振り返ったとおり、北海道 U18がペースを掴んで試合を進めると、第3クォーターで20-9として15点のリードを作った。
しかし、大阪 U18がここで意地を見せる。第4クォーター、#17髙木秀隼が3Pシュートを連発するなどシュート力を見せつけると、#19中石昊希の3Pシュートも演出。拙攻が続いた北海道 U18との差を一気に詰めると、残り5分を切ったところで58-57と逆転した。
劣勢となった北海道 U18の選手達はここでディフェンスからハードにやること、テンポの良いパスワークで崩してシュートを打とうと確認したという。すると、#6木村の速攻に続いて#4中川稟太郎が3Pシュートを連発と流れを手繰り寄せて71- 62で勝利した。
15得点9リバウンドとダブルダブルに迫る活躍を見せた#6木村は「点数が止まってしまった場面では、自分がボールを運ぶので、そこからリズムを作ろうという意識でプレーしていました」と説明。続けて集大成となる明日の5位決定戦に向けて「3年間やってきたオフェンス、ディフェンス、コミュニケーションの全てをコートで体現し、勝ちきりたいです」と力を込めた。


5位決定戦に駒を進めた北海道 U18


大阪 U18#17髙木秀隼は見事なシュート力を見せた




■インフロニア B.LEAGUE U18 INTERNATIONAL CUP 2026

【開催日程】
予選リーグ : 2026年2月10日(火)~12日(木)
決勝トーナメント/順位決定トーナメント : 2026年2月14日(土)~15日(日)
※2月13日(金)は、チーム交流プログラムを実施
【会場】 国立代々木競技場 第二体育館 (東京都渋谷区)
【特設サイト】 https://www.bleague.jp/u18-Internationalcup/2026/

【出場チーム】
[グループA]名古屋ダイヤモンドドルフィンズ U18/大阪エヴェッサ U18/B.LEAGUE U18選抜チーム/Victoria州選抜 U18 (オーストラリア)
[グループB]レバンガ北海道 U18/サンロッカーズ渋谷 U18/八王子学園八王子高等学校/ALBA Berlin U18(ドイツ)

【大会形式】2グループ (1グループ4チーム) に分かれて予選リーグを開催。予選リーグの順位をもとに決勝/順位決定トーナメントを実施。
【配信】B.LEAGUE公式YouTube https://www.youtube.com/c/BLEAGUE

【試合スケジュール】
[2月10日(火)]
[No] 試合開始時間 グループ 対戦カード
[1]9:30[グループA]名古屋D U18 80-57 大阪 U18
[2]11:15[グループB] 北海道 U18 77-60 SR渋谷 U18
[3]13:00[グループA] Victoria州選抜 U18 92-61 B.LEAGUE U18選抜
[4]14:45[グループB] ALBA Berlin U18 98-53 八王子

[2月11日(水)]
[No] 試合開始時間 グループ 対戦カード
[5]9:30[グループA]名古屋D U18 90-51 B.LEAGUE U18選抜
[6]11:15[グループB]八王子 75-65 北海道U18
[7]13:00[グループA]Victoria州選抜 U18 121-55大阪 U18
[8]14:45[グループB]ALBA Berlin U18 99-57 SR渋谷 U18

[2月12日(木)]
[No]試合開始時間 グループ 対戦カード
[9]9:30[グループA]Victoria州選抜 U18 81-72 名古屋D U18
[10]11:15[グループB]ALBA Berlin U18 115-42 北海道 U18
[11]13:00[グループA]B.LEAGUE U18選抜 78-64 大阪 U18
[12]14:45[グループB]八王子 67-63 SR渋谷 U18
 
[2月14日(土)]
[No] 試合開始時間 ラウンド 対戦カード
[13]9:30 - SR渋谷 U18(グループB4位) 63-57 B.LEAGUE U18選抜(グループA3位)
[14]11:15 -北海道U18 (グループB3位) 71-62 大阪 U18 (グループA4位)
[15]13:00 準決勝/Victoria州選抜(グループA1位) 80-52 八王子(グループB2位)
[16]14:45 準決勝/ALBA Berlin U18 (グループB1位) 93-65 名古屋D U18(グループA2位)

[2月15日(日)]
[No]試合開始時間 ラウンド
[17]9:30 7位決定戦/B.LEAGUE U18選抜(グループA3位)vs. 大阪 U18 (グループA4位)
[18]11:15 5位決定戦/SR渋谷 U18(グループB4位)vs. 北海道U18 (グループB3位) 
[19]13:00 3位決定戦/八王子(グループB2位)vs. 名古屋D U18(グループA2位)
[20]14:45 決勝/Victoria州選抜(グループA1位)vs. ALBA Berlin U18 (グループB1位)





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