ついに開幕、今季も2冠の名古屋D U18が好発進、招待の豪独も強さを見せる[インフロニア B.LEAGUE U18 INTERNATIONAL CUP 2026]

[グループA]名古屋D U18、前回王者・ビクトリア州選抜も地力を発揮
開幕カードとして行われたのは、「インフロニア B.LEAGUE U18 CHAMPIONSHIP 2025」「インフロニア B.LEAGUE U18 ELITE LEAGUE 2025」で連覇を果たした名古屋ダイヤモンドドルフィンズU18とCHAMPIONSHIPベスト4のエヴェッサ大阪 U18の一戦だ。
試合開始は、ディフェンスが目立ち競り合う展開に。大阪 U18のエース#13浅井弘士郎は、準備してきた対策が「できていたかなと思いますし、自分のやることを遂行できていたので、得点に繋がっていました」と振り返る。1点差で迎えた2Qに入っても#13浅井のレイアップや、#21羽田瑛人のプットバックなどで粘りを見せていたが、名古屋D U18はクォーター後半、#14川邉蒼侑の3Pシュートをきっかけに流れを掴み、38-25でハーフタイムを終えた。
「前半は、大阪さんのペースに引っ張られた部分がありました。それもあって、後半はテンポアップしようと声掛けしました」と名古屋D U18山下諒HC。すると3Qから攻防でリズムが一気によくなり、80-57で勝利した。
#2若野瑛太ら3年生メンバーが軸となったことは間違いないが、存在感を示したのが1年生メンバーで#11佐藤駿がチームトップの15得点、#5南ルマニカサイディが11得点、#13藤田翔が10得点とそれぞれ2桁得点を記録した。一方、#2若野はチーム2位の12得点ながら自身のプレーについて「情けないところを見せてしまったので、もっと良い姿が見せられるように頑張ります」と反省を語ると、「自分たちの目標は海外チームに勝って優勝すること。自分たちのスタイルを貫いていきます」と力を込めた。

調子が上がらない中でも見事初戦をものにした名古屋D U18

大阪 U18のエース#13浅井弘士郎
グループAの2試合目では、B.LEAGUE U18選抜チームが、前回王者として参加したVictoria州選抜 U18に挑んだ。B.LEAGUE U18選抜チームは開始直後に、#6阿部真冴橙(仙台89ERS U18)が連続シュートを成功。「高さでは負けてしまうのは仕方ない。いかに速く攻められるか。攻撃回数を増やして点を重ねていこうと話ししていました」(#6阿部)と言うとおり、リバウンドで劣勢となる中、得点の取り合いを演じていったものの、途中シュートが決まらない時間も生まれて、13点ビハインドでハーフタイムを迎えた。
後半に入るとVictoria州選抜 U18が一気に流れを引き寄せる。「フィジカルな日本のゲームに適応するまで少し時間が必要でしたが、アジャストしてからは心地よいスタイルで展開できました」とVictoria州選抜 U18のデビッド・ピーターズHC。ペイントアタックで得点したかと思えばカッティングでオープンを作ってのシュート、ディフェンスが収縮したところで3Pシュートなど多彩なオフェンスで加点していった。B.LEAGUE U18選抜チームは#14⾼橋秀成(U18 川崎ブレイブサンダース)がディフェンスで食らいつき、#15梶原悠真(滋賀レイクス U18)がディープ3Pシュートを見せるなど必死のプレーも見せたものの、Victoria州選抜 U18が92-61で快勝した。
初戦を落としたB.LEAGUE U18選抜チームではあるが、グループ2位となれば優勝の可能性が残る。#9阿部は、「チーム一丸となってディフェンスをし、個々が自分の力を発揮して勝てるよう全力で臨みます」と強調した。

Victoria州選抜 U18が多彩なオフェンスを披露

B.LEAGUE U18選抜チームの#9阿部は勝利を目指し「全力で臨みます」と誓った
[グループB] 中川の3Pシュートが爆発した北海道 U18、ALBA Berlin U18は高さと技で圧倒
グループBの初戦は、CHAMPIONSHIP2位のレバンガ北海道 U18と同3位・サンロッカーズ渋谷 U18の一戦。両者は「インフロニア B.LEAGUE U18 ELITE LEAGUE 2025」で対戦し、北海道 U18が71-57で勝利している。SR渋谷 U18#10棚橋康成は「リベンジということもありましたが、シーズン最後の大会の初戦ということで、しっかり自分たちの120%を出して勝とう、自分たちを超えようと言い合って臨みました」と明かした。しかし、北海道 U18もそれを真正面から受け止めて簡単に攻めさせず。ハーフタイムで10点のリードを作った。
それでも集中力を切らさないSR渋谷 U18は、#88溝口宗真がインサイドで存在感を発揮すると#10棚橋も3Pシュートに加えてペイントアタックから得点につなげるなどいい形を作って残り2分20秒で2点差と迫った。しかし、北海道 U18は逆転を許さない。SR渋谷 U18が#9西村優真、#11安藤煌太朗のドライブを警戒する中、#4中川稟太郎が3Pシュートで着実に加点。6点リードを作って4Qを迎えると、7-0のランを作るなど一気に突き放し77-60で勝利した。#4中川はこの試合、大会タイ記録となる7本もの3Pシュートを沈めて28得点と勝利に貢献。「調子は悪くないとは思っていたのですが、打てるタイミングでしっかり打つという中で決めきって流れを持ってこられたので良かったです」と笑顔を見せた。

大会タイ記録となる7本の3Pシュートを沈めた北海道 U18#4中川

SR渋谷の得点源となった#10棚橋
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
グループB2戦目では、初出場となるALBA Berlin U18と八王子学園八王子高が対戦した。
ALBA Berlin U18は、最長身#18ルーカス・クライン(214cm)を筆頭に200cm超が6人とサイズがあるチームだが、それ以上にスキルもあるメンバーだった。インターハイ準優勝という結果を残した八王子学園八王子高であるが、今回出場したのは1、2年生による新チームということもあって、高い強度のディフェンス、アップテンポなオフェンスを展開するALBA Berlin U18にハーフタイムで33点差をつけられてしまった。
それでも後半、八王子学園八王子高はエースの#0セハセダト・ニャン(203cm)が自分より大きな選手を背負いながら得点してみせると、司令塔#7⼭⽥琉⽣を起点に速い展開を作って、#31オビ ブライアンらが得点。各クォーターの得点を3点、11点、16点、23点と右肩上がりに伸ばしたものの、ALBA Berlin U18が98-53で勝利した。試合後、ALBA Berlin U18のマリウス・フートHCは「サイズの違いはありましたが、気持ちの面や最後まで戦う姿勢を非常に感じました。我々の集中力が切れたタイミングでアドバンテージを取ってきた局面もあり、最後まで気を抜けない試合でした」と相手に敬意を示した。一方、見せ場を作った八王子学園八王子高の伊東純希HCは「(海外チームとの試合は)我々にとっては未知の世界。武器とするスピードでどれだけ通用するかというチャレンジでした。敗れはしましたが、50点を取れたことは良い経験になったと思います」と手応えも語った。

ALBA Berlin U18の#18ルーカス・クラインは214cmという身長ながら3Pシュートも決めた

徐々に強度に慣れて右肩上がりに伸ばした八王子学園八王子高
■インフロニア B.LEAGUE U18 INTERNATIONAL CUP 2026
【開催日程】予選リーグ : 2026年2月10日(火)~12日(木)
決勝トーナメント/順位決定トーナメント : 2026年2月14日(土)~15日(日)
※2月13日(金)は、チーム交流プログラムを実施予定です。
【会場】 国立代々木競技場 第二体育館 (東京都渋谷区)
【特設サイト】 https://www.bleague.jp/u18-Internationalcup/2026/
【出場チーム】
[グループA]名古屋ダイヤモンドドルフィンズ U18/大阪エヴェッサ U18/B.LEAGUE U18選抜チーム/Victoria州選抜 U18 (オーストラリア)
[グループB]レバンガ北海道 U18/サンロッカーズ渋谷 U18/八王子学園八王子高等学校/ALBA Berlin U18(ドイツ)
【大会形式】2グループ (1グループ4チーム) に分かれて予選リーグを開催。予選リーグの順位をもとに決勝/順位決定トーナメントを実施。
【配信】B.LEAGUE公式YouTube https://www.youtube.com/c/BLEAGUE
【試合スケジュール】
[2月10日(火)]
[No] 試合開始時間 グループ 対戦カード
[1]9:30[グループA]名古屋D U18 80-57 大阪 U18
[2]11:15[グループB] 北海道 U18 77-60 SR渋谷 U18
[3]13:00[グループA] Victoria州選抜 U18 92-61 B.LEAGUE U18選抜
[4]14:45[グループB] ALBA Berlin U18 98-53 八王子
[2月11日(水)]
[No] 試合開始時間 グループ 対戦カード
[5]9:30[グループA]名古屋D U18 vs. B.LEAGUE U18選抜
[6]11:15[グループB]北海道U18vs.八王子
[7]13:00[グループA]Victoria州選抜 U18 vs.大阪 U18
[8]14:45[グループB]ALBA Berlin U18 vs.SR渋谷 U18
[2月12日(木)]
[No]試合開始時間 グループ 対戦カード
[9]9:30[グループA]Victoria州選抜 U18 vs.名古屋D U18
[10]11:15[グループB]ALBA Berlin U18 vs.北海道 U18
[11]13:00[グループA]B.LEAGUE U18選抜 vs.大阪 U18
[12]14:45[グループB]八王子 vs.SR渋谷 U18
[2月14日(土)]
[No] 試合開始時間 ラウンド 対戦カード
[13]9:30 -[グループA]3位vs.[グループB]4位
[14]11:15 -[グループB]3位vs.[グループA]4位
[15]13:00 準決勝[グループA]1位vs.[グループB]2位
[16]14:45 準決勝[グループB]1位vs.[グループA]2位
[2月15日(日)]
[No]試合開始時間 ラウンド
[17]9:30 7位決定戦
[18]11:15 5位決定戦
[19]13:00 3位決定戦
[20]14:45 決勝

写真/石塚康隆(月刊バスケットボール)、文/広瀬俊夫(月刊バスケットボール)






