須藤タイレル拓が劇的初優勝!声援を力に新たなダンク王に[RELIVE DUNK CONTEST]

SNS投票で前年王者を破り、新チャンピオンが誕生
1月17日、長崎で開催されている「りそなグループ B.LEAGUE ALL-STAR GAME WEEKEND 2026 IN NAGASAKI」の2日目、コンテストのクライマックスとして開催されたのが「RELIVE DUNK CONTEST」だ。ファイナルに3選手が進むというハイレベルな戦いに、会場のボルテージは最高潮に達した。
制限時間60秒の中で何度でも挑戦可能。5人の審査員がそれぞれ10点満点で審査し、上位2名がファイナル進出というルールで実施。審査員は、川真田紘也(長崎)、Bリーグ公認アナリストの佐々木クリスさん、山下健二郎さん(三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)、ファンの代表としてナナカさん、そして長崎のマスコットであるLUCAが務めた。
一人目、“小洒落たダンクを見せたいと思います”と宣言した佐藤誠人(群馬)は、放り投げたボールを空中キャッチし360度回転のダンクを試みたものの、惜しくも成功ならず。37点となった。SNSをフォローしダンクを見ているという川真田は「来年はもっとすごいダンクを見せてくれるという思いを込めての7点です」と説明した。

続いてはフランシス・ロペス(FE名古屋)が登場。右ウイングからドリブルで進むと、ダブルクラッチを入れてのボースハンド・リバースダンクを一発で成功させて48点を叩き出した。10点満点を出したナナカさんは「決めたのもすごかったし、後ろ向きにダンクしたのもすごかったので10点にしました」と評価した。

3人目は須藤タイレル拓(FE名古屋)。「自分の身体能力を見せたい」と語って臨むと右ウイングからスタート。ボールをペイントエリアでバウンドさせると空中キャッチ。360度スピンしながら右手でダンクに臨んだが1度目は失敗に。それでも会場を煽って手拍子を引き出すと3度目の試技で成功させてチームメイトのロペスに並んだ48点となった。

続いてはディフェンディング・チャンピオンのアンソニー・ゲインズ・ジュニア(鹿児島)。「今まで見せたことないダンクを2つ用意している」と語ると、「トマホークからの肘入れダンク」を一発成功。これが文句50点満点となった。ミックスゾーンでゲインズ・ジュニアは、「私は彼が好きなダンカーで、それがインスピレーションになったんだ」と説明。ビンス・カーター(当時ラプターズ)が、2000年のNBAスラムダンクコンテストで見せたエルボーダンクを見事に再現してみせた。

そしてファイナルは50点のゲインズ・ジュニア、48点のロペス、須藤がファイナルに進出することになった。「コートに出てから決めた」というロペスは、ボースハンドのリバースウインドミルダンクを一発成功させると、須藤はイーストベイダンク(股抜きダンク)を同じく一発で成功させた。これに大歓声が起こる。須藤は「自分でもびっくりです。直前まで『何をしようかな』と言っていたんだけど、これしかないなと思ってチャレンジしました。朝の練習では無理かなと思っていたんですけど、ここに来たら、一発で決まりました」と笑顔を見せた。



そして最後のゲインズ・ジュニアは、「スペシャルゲストがいる」と言っていたとおり、鹿児島の元チームメイトで森田雄次(長崎)をコートに招き入れるとペイントエリアにゴール向きに立たせる。するとトップから走り込んで、飛び越えてトマホークダンクを一発成功させた。
ファーストラウンドとは異なり、ファイナルはXのハッシュタグを使った投票に。結果、57%の支持率となった須藤がダンク王に輝いた。
初優勝となった須藤は「ディフェンディングチャンピオンのゲインズ選手がいらっしゃったんで。そんな中で豪快なダンクを皆さんかます中で、しっかり自分の実力を見せられたのが良かったのかなと思います」と語ると「自分はちっちゃい時からそうなんですけど、やっぱり大きな声援があった方が実力を出せるんです」と声援の力を借りた優勝と説明。リーグの試合でもコンテストダンクを求められますね?と聞くと、「チャンスがあったら、かまそうかなと思います」とファンに約束した。
一方、素晴らしいダンクを披露したものの、14%という得票に留まったゲインズ・ジュニアは「会場の雰囲気だったし、みんなも協力的で最高の経験ができました。投票結果を見た時は“ノー!!”と思いましたけど(笑) 結果はリスペクトします。彼は素晴らしいダンカーですしね。自分のパフォーマンスを誇りに思っていますし、鹿児島のファンが誇らしい気持ちになってくれたらうれしいですね」と素晴らしいコンテストだったと語った。


文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)








