ENEOS歓喜の優勝コメント、宮崎早織「本当に、本当に嬉しいです」[皇后杯]

4Qに示した真価──ENEOSが掴んだ3年ぶりの皇后杯
1月11日、「第92回皇后杯全日本選手権大会」決勝で、ENEOSサンフラワーズがデンソー アイリスを76-62で下し、3年ぶり28度目の優勝を果たした。3Qに同点まで追い上げられる苦しい展開の中、4Qに立て続けに決めた3Pシュートで再び流れを掌握。勝負どころでの集中力と遂行力が、女王奪還を決定付けた
今季限りでの引退を表明している宮崎早織にとっては、これが最後の皇后杯。先制点を挙げ、4Qにはリードを広げる3Pシュートも沈めるなど、キャプテンとして、そしてコートリーダーとして存在感を示した。試合後、指揮官のティム・ルイスHC、ダブルダブルの活躍を見せたプレッチェル・アシュテン、勝負所で仲間を鼓舞し続けた馬瓜エブリン、そして宮崎が語った言葉から、歓喜の瞬間を振り返る。以下は、優勝直後に行われたENEOSのオンコートインタビューである。
■ティム・ルイスHC
Q: チームを率いて初めての皇后杯のタイトルです。
「すべては選手たちが成し遂げたことです。彼女たちは本当によくやってくれました。信じられないほど素晴らしい選手たちです。シーズンを通して、彼女たちはどんどん良くなり、これまでに直面してきたいくつかの困難を乗り越えながら、チームとして一つになってきました。今日の14人全員のパフォーマンスは、本当に驚くべきものでした。」
Q: タフな試合が続いたファイナルラウンドでした。この優勝を今後にどうつなげたいですか?
「この戦い方を、次の6試合でもやらなければなりません。もう、彼女たちにはそれができると分かりました。言い訳は一切ありません。」
■#11プレッチェル アシュテン
Q:今日はダブルダブルの活躍でした。
「ただ、勝てたことがうれしいです。それだけです。本当に、それしかありません。とにかくうれしいです。この大会が、日本中の人たちにとって、そしてチームメイトやファンにとって、どれだけ大きな意味を持つものか分かっています。その舞台に立てて、しかも勝利で終えられたことに、心から感謝しています。本当に、言葉にならないほど特別な意味があります」
Q: 初めての皇后杯は、どんな大会でしたか?
「本当に素晴らしい大会でした。両チームに対して、皆さんが全力で応援してくれた姿を見ることができて、とても感動しました。この会場が満員になる光景は、女子バスケにとって本当に素晴らしいことです。そんな舞台でこの大会を戦えたことは、最高の経験でした。私にとっては日本での1年目で、しばらくの間リーグに外国籍選手が戻ってくることが許された最初のシーズンでもありました。その一員としてこの大会に関われて、さらに勝利で終えられたことを、とてもうれしく思います」
■#0馬瓜 エブリン
Q: ENEOS、女王に返り咲きましたね。
「すべてのバスケットボールファンの皆さん、そして、ENEOSファンの皆さん!ENEOSがチャンピオン、返ってきたぞー!」
Q: 後半、デンソーの追い上げを受けていた時間帯、何度も仲間を鼓舞する姿が印象的でした。
「もう絶対に、向こうのランの時間が来ることは、本当に頭にあったので、とにかくディフェンスとリバウンド、そこだけをみんなに言い続けました。みんな若い選手ではありますけど、ここで出し切れる力があるというのは分かってたので、本当に素晴らしいみんなのプレーだったなと思います」
Q: キャプテンの宮崎選手と臨む最後の皇后杯でした。
「ユラ!私のこと拾ってくれてありがとうー!! 叫んですいません、ありがとうございました!本当にありがとうございました」
■#32宮崎 早織
Q:優勝を手にした瞬間、どんな感情でしたか?
「まず本当にたくさんのご声援ありがとうございました。本当に、本当に嬉しいです。すごくもどかしかったシーズンで、辛かったことの方が多かったんですけど…(涙で言葉に詰まる)優勝ってこんなに嬉しいんだなというのを改めて感じられました。何回も優勝したことはありましたけど、こんなに嬉しくて、嬉しくて涙が止まらない優勝は初めてだったので、本当に最高のチームメイトに恵まれて、最高のスタッフに恵まれて、最高のファンの皆さんに恵まれて、今ここに立ってインタビューを受けられていることが本当に幸せです」
Q: 今日の試合も宮崎選手の得点から始まって、4Qでは突き放す3ポイントも決めました。
「どんな瞬間もヘッドダウンしないことを自分に言い聞かせていましたし、常にエブリンがあの、声をかけてくれてました。ちょっとうるさかったんですけど(笑)。でも本当に彼女の声かけが私自身を鼓舞させてくれましたし、選手の雰囲気も良くしてくれたんじゃないかなって思います。あとは本当に星(杏璃)がキャプテンとして、すごく成長してくれたっていうことが何よりも一番嬉しいです。
Q: 試合前に「背中で見せ続けたい」とおっしゃっていました。残りのシーズン、チームに、そして日本の女子バスケ界にどんな姿を見せてシーズンを終えたいですか?
「私たちのバスケを見て、少しでも背中を押せるような活躍もしていきたいなと思いますし、本当に若い子たちばかりですけど、頼もしい選手ばかりなので、ま、これからまた新たな歴史を創っていく選手たちと共に笑顔で頑張っていけたらいいなと思っています。今日は本当にありがとうございました」


写真/石塚康隆(月刊バスケットボール)、文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)








