運を味方に付けたA東京など男女ベスト4決まる[天皇杯・皇后杯]

熱戦が繰り広げられた準々決勝、男女ベスト4が出揃う
皇后杯は1月5日、天皇杯は1月6日からスタートしたファイナルラウンド。1月8日に男女準々決勝が国立代々木競技場第1、第2で開催され、男女ベスト4が出そろった。
準々決勝は4Qに逆転劇を演じた宇都宮ブレックス対千葉ジェッツの一戦、Wプレミアの強豪ENEOSサンフラワーズをあと一歩まで追い込んだWフューチャー・日立ハイテク クーガーズの一戦をはじめ、熱戦が多く繰り広げられた。中でも最も劇的なゲームとなったのが天皇杯の群馬クレインサンダーズとアルバルク東京の一戦だった。この日唯一の延長にもつれ込んだゲームはA東京が83-80で制した。
前半43-33とリードを奪ったのはA東京。しかし、後半に入ると群馬はアウトサイド、インサイドとバランスのいいオフェンスが機能し逆転、さらに59-55とリードを奪って最終クォーターを迎えた。一度はA東京に追い付かれるも、再び群馬がイニシアチブをとりながらゲームは進み、残り42秒で74-70と4点のリードとなった。ここからA東京はライアン・ロシターのフリースローで1ゴール差まで詰め寄り、ラスト1プレーでテーブス海が追い込まれながらも何とかゴールへと踏み込んで放ったショット、本人も「入るとは思わなかった」と言うタフショットがゴールネットを揺らして同点。延長に持ち込んだのだ。
延長に入るとそのテーブスが3Pシュートを決めてA東京に流れを呼び込む。それでも食らいついてくる群馬を最後に突き放したのもやはりテーブス。アウトオブバウンズになりかけたボールを菊地祥平がつかみ、コートに投げ戻すとこれがアシストパスとなりテーブスの元へ。そのままドライブを決めて83-80。群馬のラストワンプレーをしのぎ、勝利を手にした。
A東京のデイニアス・アドマイティスHCは試合後「4Qの最後は運を味方に付けることができました。エネルギッシュに、アグレッシブに特にオーバータイムではできていたことが良かったところです」と振り返る。

敗れた群馬の中村拓人は「『最後だけ』というよりは、やはり前半であったり、やれた部分があったので、そこが勝敗に響いてしまいました」と反省を口にした。
チームを救う得点を決めたテーブスは「正直、自分たちが勝つべきゲームではなかったなとは思います。後半、僕たちがゲームプランを遂行すれば、もっと楽に勝てたゲームだったのにもかかわらず、相手に流れを渡してしまいました。バスケットボールは運が左右する部分もあるので、自分のシュートが入ってオーバータイムに持ち込むことができましたが…。ただ、延長に入ったら負ける気はしませんでした」と手放しに喜べるゲームではなかったことを明かす。「準決勝、決勝は今日のようなゲームをしていたら勝てません。去年のリベンジではなくて『チャレンジ』の気持ちでアルバルクのバスケットボールをやっていきたいです」と気を引き締めた。
[天皇杯 準々決勝結果]
群馬クレインサンダーズ 80 - 83 アルバルク東京
三遠ネオフェニックス 87 - 79 アルティーリ千葉
宇都宮ブレックス 71 - 66 千葉ジェッツ
琉球ゴールデンキングス 85 - 92 シーホース三河
[準決勝]1月10日(土) @国立代々木競技場第1体育館
第1試合 11:00~ アルバルク東京vs. 三遠ネオフェニックス
第2試合 16:00~ 宇都宮ブレックスvs. シーホース三河
[決勝]1月12日 (月・祝)
15:00~ @国立代々木競技場第1体育館



[皇后杯 準々決勝結果]
アイシン ウィングス 44 - 65 デンソー アイリス
富士通 レッドウェーブ 59 - 56 トヨタ紡織 サンシャインラビッツ
シャンソン化粧品 シャンソンVマジック 54 - 67 トヨタ自動車 アンテロープス
日立ハイテク クーガーズ 67 - 71 ENEOSサンフラワーズ
[準決勝]1月9日(金) @国立代々木競技場第2体育館
第1試合 16:00~ デンソー アイリス vs. 富士通 レッドウェーブ
第2試合 19:00~ トヨタ自動車 アンテロープスvs. ENEOSサンフラワーズ
[決勝]1月11日 (日)
16:00~ @国立代々木競技場第1体育館
文/飯田康二(月刊バスケットボール)













