鳥取城北が2年連続の準決勝進出!北陸学院は猛追も届かず[ウインターカップ]

準々決勝より
好スタートでリードを作った鳥取城北
12月27日、「SoftBank ウインターカップ2025 令和7年度第78回全国高等学校選手権大会」男子準々決勝でインターハイ王者の鳥取城北(鳥取①)と同ベスト8の北陸学院(石川)が対戦。鳥取城北が22点のリードを作って迎えた3Q、北陸学院が好ディフェンスから挽回。4Qに入ってもジリジリと差を詰めると終了間際に2点差まで迫ったが、鳥取城北が65-61で逃げ切り。2年連続2度目の準決勝進出を決めた。

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鳥取城北はいきなり#12福元源士、#7豊村豪仁が連続して3Pシュートを成功。さらに#50フィリモン・ホムタワ・タルモンがインサイドで決めて8-0というスタートを切った。早くもタイムアウトを取った北陸学院は、濱屋史篤コーチが指示。すると、#16小笠原和真が活躍。連続3Pシュートに加えて2Pシュートも決めるなど、一人で同点に戻した。
しかし、ここから鳥取城北の好ディフェンスが続くと、#12福元、#7豊村がまたも得点。さらに準々決勝勝利の立て役者、#15大田翔平がショートコーナーから決めてリードを広げた。その後、北陸学院はまたも#16小笠原(1Q全得点をマーク)が返したものの、鳥取城北が20-11とリードして1Qを終えた。

2Qファーストプレーで、鳥取城北#12福元は早くも4本目の3Pシュートを成功し、12点差に。北陸学院は#16小笠原もトップ・オブ・ザ・キーからジャンパーを成功させたが、すぐに鳥取城北#4新美鯉星が決め返し、開始2分で25-13とした。
このあと鳥取城北#28ハロルド・アズカは個人技を見せて連続得点。着々とリードを広げていく。北陸学院は残り3分40秒、#77神保旺介のレイアップを成功。これが#16小笠原以外の初得点となった。さらに#82藤原弘大も初得点したが、2Qはわずか6点だけに。逆に鳥取城北は#7豊村、#15大田がフリースローで着実に加点し、39-17でハーフタイムを迎えた。
前半、鳥取城北は2Pシュート成功率50%(9/18)、3Pシュート成功率26.3%(5/19)をマーク。北陸学院は2Pシュート成功率22.2%(4/18)、3Pシュート成功率21.4%(3/14)だった。また、鳥取城北はリバウンドで29-14と優位に立った。

後半、北陸学院が猛追を見せる
3Q、北陸学院は#24ジョシュアがプットバックを決めるとターンオーバーを引き出したチャンスを#1小野蓮太が初得点。さらに好調#16小笠原が4本目の3Pシュートを射抜くなど、リズムが出始めた。ゾーンやマンツーマンとディフェンスを変えてミスを誘発すると#77神保の3Pシュート、#82藤原もレイアップを決め、残り4分45秒で14点差とした。
ここでタイムアウトを取った鳥取城北は河上貴博コーチがチームショットを、と指示。すると、パスの回りが良くなり#12福元のアシストで#50タルモンがダンク。さらに#7豊村が技ありのシュートと連続得点した。それでも北陸学院は#1小野が3本のフリースローを成功。さらに#77神保も続き、残り2分半で15点差まで差を詰めた。このあと、さらに#16小笠原が3Pシュート(5本目)を射抜くと#22長谷川蒼がリバウンドからブザービーター、このクォーターは24-14として一気に差を縮め、鳥取城北の53-41で3Qを終えた。

4Q、鳥取城北は#4新美、#28アズカ、#7豊村をコートに戻してスタート。すると#28アズカがフリースロー、ポストプレーから連続得点した。北陸学院は#16小笠原のフィールドゴールで連続失点を止めたが、ここで鳥取城北は#5永田惺雅のコーナー3Pシュートが飛び出してリードを保つ。このあと鳥取城北は#28アズカがインサイドで、北陸学院は#16小笠原が6本目の3Pシュートを沈め、残り5分で鳥取城北の61-48を迎えた。
それでも北陸学院は絶好調#16小笠原は7本目の3Pシュート、ドライブからレイアップ、8本目の3Pシュートと連続得点。残り3分25秒で5点差とした。ここで鳥取城北がタイムアウトを取ったが、残り2分41秒、#77神保が右ウイングからプルアップ3Pシュートを決めて2点差に。
残り1分52秒、北陸学院#24ジョシュアがファウルアウト。鳥取城北は#28アズカがフリースローのチャンスを得たが2本とも外してしまった。それでもオフェンスリバウンドを拾うと、ゴール下でオープンとなっていた#7豊村が得点。残り1分45秒で、63-59とした。
このあと北陸学院は#1小野が3Pシュートを2度放ったがリングに弾かれるが、鳥取城北も#4新美の3Pシュートが外れる。残り28秒、北陸学院は#16小笠原が3Pシュートを放つがリングに弾かれ、鳥取城北#28アズカがリバウンドを奪取。ここから北陸学院はファウルゲームを展開したが奏功せず。鳥取城北が65-61で接戦を制した。
鳥取城北は#7豊村がチームトップの15得点。さらに#12福元、#28アズカ、#15大田がいずれも12得点をマークした。一方、北陸学院は#16小笠原が3Pシュート8本を決めて32得点とけん引。#77神保も12得点した。
○鳥取城北 65(20-11,19-6,14-24,12-20)61 北陸学院●



写真/大川原敬明、文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)








