ウインターカップ大会4日目・12/26男女12試合結果「前年王者・大濠は延長の末に勝利」

3回戦より
激戦が多かった大会4日目
12月26日、「SoftBank ウインターカップ2025 令和7年度 第78回全国高等学校選手権大会」男女12試合を消化し、女子ベスト4、男子ベスト8が決まった。

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熱戦の多い大会4日目だった。
先に行われた女子ではインターハイ女王・桜花学園(愛知①)、八雲学園(東京①)、大会4連覇を目指す京都精華学園(京都①)、大阪薫英女学院(大阪)が準決勝に駒を進めた。前評判どおりの熱戦となったのは京都精華学園対精華女(福岡①)。1点ビハインドで迎えた3Q、ディフェンスが奏功し15-8とした京都精華学園は4Qに入り2桁差を付けた。しかし、クォーター終盤、精華女は#9吉川愛未の3Pシュート、#5盛山璃音のフィールドゴールで差を詰めると残り44秒、大黒柱#44アキンデーレ・タイウォ・イダヤットのフリースローで4点差と迫ったものの、最後はリードを守り切り、京都精華学園が4年連続6度目の準決勝進出を決めた。明日の準決勝は桜花学園対八雲学園、京都精華学園対大阪薫英女学院というカードになる。

男子で注目を集めた前年王者・福岡大附大濠(福岡②)対開志国際(新潟①)も期待どおりの熱戦となった。開志国際は17点ビハインドで迎えた3Q、#4北村優太が4本の3Pシュートを射抜くなどこのクォーターだけで18得点。4点ビハインドで迎えた4Q、開志国際はゾーンディフェンスから流れをつかみ、#10キング太や#18イヘツ・グッドラック・チネドゥの得点で一気に同点に。終盤は一進一退の攻防となったが、開志国際は1点ビハインドの残り10.6秒に平良奏龍がスティール。ファウルを受けて得たフリースローで同点に追いつき、試合はオーバータイムに突入した。しかし、最後の5分では福岡大附大濠のエース#14本田蕗以が勝負強さを発揮し、福岡大附大濠が77-75で激戦を制した。
同じく土浦日本大(茨城)対京都精華学園(京都②)もオーバータイムにもつれる激戦に。4Q10点ビハインドから追いついた土浦日本大がオーバータイムで先に、先にと得点し78-76で勝利した。また、九州学院(熊本)と対戦した鳥取城北(鳥取①) は、4Q2点ビハインドで迎えた残り8秒、#15大田翔平が値千金の3Pシュートを成功。77-76と1点差で劇的勝利を果たした。

いよいよ明日からはメインコートでの進行に。どんな激戦が展開されるかに注目だ。
<大会4日目 12月26日(金)試合結果>
【東京体育館】Aコート:カップヌードルコート、Bコート:アタックコート、Cコート:nubiaコート、Dコート:ZAMSTコート■第1試合/9:30〜[女子準々決勝]
[A]桜花学園(愛知①) 61-55 東海大付福岡(福岡②)
[B]八雲学園(東京①) 64-52 一関学院(岩手)
[C]京都精華学園(京都①) 59-55 精華女(福岡①)
[D]大阪薫英女学院(大阪) 92-65 倉敷翠松(岡山①)
■第2試合/11:10〜[男子3回戦]
[A]北陸学院(石川) 84-60 福島東稜(福島)
[B]鳥取城北(鳥取①) 77-76 九州学院(熊本)
[C]土浦日本大(茨城) 78-76 京都精華学園(京都②)
[D]福岡大附大濠(福岡②) 77-75 開志国際(新潟①)
■第3試合/12:50〜[男子3回戦]
[A]福岡第一(福岡①) 82-59 正智深谷(埼玉①)
[B]帝京長岡(新潟②) 68-61 仙台大明成(宮城①)
[C]八王子学園八王子(東京①) 93-44 広島皆実(広島)
[D]東山(京都①) 70-60 駒澤大附苫小牧(北海道①)

文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)








