月刊バスケットボール2月号

福岡大附大濠が終始主導権を握り快勝、本田がチームトップの24得点[ウインターカップ]

福岡大附大濠が試合を掌握


12月25日、「SoftBank ウインターカップ2025令和7年度 第78回全国高等学校選手権大会」男子2回戦で、U18日清食品トップリーグ王者の福岡大附大濠(福岡②)と羽黒(山形)が対戦。大会初戦となった福岡大附大濠は1Qから集中力高く攻防で主導権を握り、99-62で勝利。3回戦に駒を進めた。


『ウインターカップ2025』特設ページはこちら


#70坂勇杜のレイアップで先制した羽黒は開始から速いテンポでオフェンスを展開。#8齋藤大雅、#40梅津翔真の3Pシュートや#37サインビルグ・オチルのシュートなどで1Q残り4分まで2点ビハインドで競り合う。しかし、このあとプレッシャーもあって連続ターンオーバーを起こしてしまう。ここで福岡大附大濠は#12中村文哉、#7村上敬之丞、#8サントス・マノエル・ハジメが立て続けに得点。残り2分20秒で20-10と一気にリードを広げた。それでも羽黒は#40梅津の3Pシュートなどで差を詰め、福岡大附大濠の22-15で1Qを終えた。



1Q、シュートも決まって競り合えていた羽黒だが、2Qに入ると圧力あるディフェンスを前にシュート成功率がダウン。福岡大附大濠は#14本田蕗以が中心となり、#6吉岡陽、#11櫻井照大も続いて着々とリードを広げた。残り1分、羽黒は#22齋藤奏太が左ウイングで2Q初の3Pシュートを射抜いたものの、福岡大附大濠の49-23でハーフタイムを迎えた。

福岡大附大濠は3Pシュート(3/19)こそ確率が悪かったものの、2Pシュート成功率は59.3%(16/27)を記録。羽黒は3Pシュートを4/15(26.7%)と決めたが、2Pシュートは15.4%(4/26)と低調だった。またリバウンドは福岡大附大濠が38-20と優位に立った。






後半、羽黒が意地を見せる


3Q、羽黒はバックコートからプレッシャーをかけるなど積極的なディフェンスを展開。すると、#2柏﨑歩人、#40梅津のシュート、#8齋藤(大)の3Pシュートとオフェンスも活性化。開始2分半で8-3というランを作った。
その後も羽黒は果敢にペイントアタックをするが、福岡大附大濠は得点を許さない。#14本田の3Pシュート、#23白谷柱誠ジャックのダンク、3Pシュートと得点を重ねる中で、30点差までリードを広げた。
クォーター後半、羽黒は#2柏﨑のタッチがよくなり、連続して3Pシュートを成功。さらに#45小野寺大輔がファウルをもらって得点につなげる。3Qは21得点を奪ったものの、リバウンドで優勢に立つ福岡大附大濠はセカンドチャンスからスコアを伸ばし、78-44で3Qを終えた。



4Qに入っても変わらず攻防で懸命なプレーを見せる羽黒。#8齋藤(大)が3Pシュートを沈めると、#70坂のアシストで#37オチルがゴール下で得点。さらに#22齋藤(奏)が技ありシュートをねじ込むなど得点。開始6分で10-11と互角の攻防を繰り広げた。その後も、激しい攻防を繰り広げたが、最終的に福岡大附大濠が99-62で勝利した。

福岡大附大濠は#14本田が両チームトップの24得点。#23白谷が13得点16リバウンドのダブルダブル、#7村上が11得点と3選手が2桁得点。羽黒は#2柏﨑が18得点、#40梅津が10得点でオフェンスを引っ張った。

福岡大附大濠 99(22-15,27-8,29-21,21-18)62 羽黒











写真/大川原敬明、文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

タグ: SoftBank ウインターカップ2025

PICK UP

RELATED