京都精華学園が3回戦進出、石渡、リッツがダブルダブルの活躍[ウインターカップ]

2Q、3Qで攻防が噛み合った京都精華学園
12月24日、「SoftBank ウインターカップ2025令和7年度 第78回全国高等学校選手権大会」女子2回戦で、4連覇を目指す京都精華学園(京都①)と日本航空石川(石川①)が対戦。15-16とビハインドの1Qとなった京都精華学園だが、それ以降は攻防が噛み合い、65-45で勝利。3回戦に駒を進めた。

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立ち上がり、日本航空石川はバックコートからボールマンにプレッシャーをかけてエントリーを遅らせたが、京都精華学園は#6石渡セリーナ、#10吉田ひかりが個人技を見せて得点。一方、日本航空石川は#55藤波あかりのシュート、#15小杉優衣のフリースローで着実に加点し、開始3分で7-6と競ったスタートになった。その後、191cmの#28ジャキテ・マリエを中心にディフェンス、リバウンドでも頑張る日本航空石川は、残り5分に#15小杉が3Pシュートを射抜いて10-6とした。
このあと、京都精華学園は好守からのオフェンスで#18オディア・カウェル・リッツ、#6石渡が決めて同点にした。それでも日本航空石川は#15小杉のフィールドゴールに続いて、#5髙橋玲央奈が3Pシュートを成功。16-15として1Qを終えた。
2Q序盤は京都精華学園の時間帯に。#18リッツがインサイドで得点すると、#10吉田が3Pシュートを決めるなどで22-19と逆転した。しかし、ここから得点が伸びない。日本航空石川は#55藤波、#15小杉が得点し、残り5分強で23-23と追いついた。このあと、京都精華学園は残り3分から#15ンガルラ・ムクナ・リヤが9得点と活躍。#13満生小珀もフリースローで加点し、34-23でハーフタイムを迎えた。
前半、京都精華学園のFG成功率が32.4%(12/37)で、日本航空石川が27.6%(8/29)と共にシュートは低調だった。また京都精華学園は25-15とリバウンドで優位に立った。

3Q序盤、日本航空石川は#28マリエ、#17武川穏音の得点で28-38としたが、1桁差が遠い。ゾーンディフェンスが奏功した京都精華学園は#18リッツ、#10吉田、#16堀心優らのシュートでリードを広げ、50-30で3Qを終えた。
流れを引き寄せたい日本航空石川は4Q、#15小杉のフリースロー、#55藤波が3Pシュートで追加点を奪うと、#28マリエも攻防で存在感を発揮。それでも京都精華学園も#13満生らが得点し、残り5分で55-37とリードを保った。
その後、日本航空石川は#28マリエがインサイドで、#55藤波が3Pシュート、フリースローを決めたが、残り5分での得点はこれだけに。攻防で主導権を握った京都精華学園が、65-45で勝利しベスト16となった。
京都精華学園は#6石渡、#18リッツが共に15得点11リバウンドとダブルダブル。#15リヤは9得点12リバウンドをマークした。一方、日本航空石川は#55藤波が両チームトップとなる16得点、#15小杉が13得点、#28マリエが12得点11リバウンドのダブルダブルと3人が2桁得点をマークしている。
京都精華学園 65(15-16,19-7,16-7,15-15)45 日本航空石川


写真/大川原敬明、文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)







