夏準V日本航空北海道が快勝で3回戦へ、庵原、ファトゥマタがダブルダブル[ウインターカップ]
試合開始から主導権を握った日本航空北海道
12月24日、「SoftBank ウインターカップ2025令和7年度 第78回全国高等学校選手権大会」女子2回戦で、インターハイ準優勝の日本航空北海道(北海道①)と同ベスト8の千葉経済大附(千葉②)が対戦。高さを生かして主導権を握り最大27点のリードを作った日本航空北海道に対して、千葉経済大附も見せ場を作ったものの日本航空北海道が94-80で勝利した。

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両者はU18日清食品トップリーグでも対戦。その際は日本航空北海道が83-61で勝利している。1Q、まず流れを掴んだのは日本航空北海道。#00カマラ・ファトゥマタがこのクォーターだけで11得点、8リバウンドの活躍を見せて27-19とした。一方、千葉経済大附はキャプテンの#4淺野愛桜がけん引したが、2Qに入ると、2年生エース#13坂田萌も調子がアップする。それでも日本航空北海道は世代別日本代表の#6庵原有紗がシュート力を見せて残り7分半で35-24と2桁差に。その後も、ゴールにアタックして着実に得点すると、#1宇都鈴々奈がこの試合3本目の3Pシュートを成功。残り4分を切ったところで46-28とした。リードを広げられた千葉経済大附だが、速いテンポで攻撃を仕掛け、#13坂田が着実に得点。速攻から#6魚屋乃々夏のレイアップも飛び出すなど粘りを見せ、日本航空北海道の48-35でハーフタイムを迎えた。
日本航空北海道は前半、55%(22/40)と高いFG成功率をマーク(千葉経済大附は14/37で37.8%)。リバウンドでも25-12と上回った。一方、千葉経済大附(TO7)は10本のターンオーバーを引き出している。
2Q終盤、いい形を作った千葉経済大附は3Q開始直後に#7安川稀尋がフィールドゴールを成功。しかし、その後シュートが決まらなくなる。対する日本航空北海道は#6庵原が着々と得点。さらに#1宇都鈴々奈の3Pシュートも当たり、残り5分を切ったところで67-45とした。
その後、千葉経済大附はディフェンス巧者、#16小笠原未菜を起用。ボールマンへのプレッシャーを強めると、#4淺野、#7安川の3Pシュートにつながり、日本航空北海道の75-57で3Qを終えた。

4Qに入っても、必死のディフェンスを見せ、リバウンドにも積極的に絡んでいく千葉経済大附だが、日本航空北海道は#00ファトゥマタ、#6庵原の高さを生かしてリードを広げ、残り8分で84-57とした。
それでも千葉経済大附は変わらぬ運動量でディフェンスを展開。バックコートからプレッシャーをかけてターンオーバーを引き出し、#4淺野の3Pシュート、#6魚屋、#13坂田、#7安川、#10平田蒼衣のシュートに繋げて点差を縮める。最後まで見せ場を作ったものの、日本航空北海道がリードを守り抜き94-80で勝利した。
日本航空北海道は#00カマラ・ファトゥマタが27得点25リバウンド、#6庵原が26得点11リバウンドと2人がダブルダブル。3Pシュート5本を決めた#1宇都が17得点、1年生#9藤田優海が15得点と4人が2桁得点をマーク。千葉経済大附は#4淺野が28得点、#13坂田が26得点とチームを引っ張った。
日本航空北海道 94(27-19,25-21,23-17,19-23)80 千葉経済大附


写真/大川原敬明、文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)








