月刊バスケットボール5月号

FIBAワールドカップ2019アジア地区1次予選/Window2情報②

2月22日/日本×チャイニーズ・タイペイPREVIEW   ここで負ければ2020年東京オリンピックが遠のく! 2敗同士の絶対に負けられない一戦!!  

日本代表はホームの利を生かして勝利を目指す     [embed]http://www.basketball-zine.com/wc2019asiawindow2_1[/embed] (▲からつづく)    そして、Window1ではそれほど目立つ活躍を見せられなかったが、すでに力は持っていて、あとはそれを国際舞台で発揮するだけと期待されるのが田中大貴(A東京)。フィリピン戦10点、オーストラリア戦6点というのは田中の本来の力とは言えず、ドライブ、外からの3Pシュートと持ち前のオールラウンドさが発揮されれば、比江島以上の得点も可能なはず。雌伏の田中が覚醒することこそ、これまで日本に足りなかったピースを埋め、勝利に結び付くはずだ。    このほか、攻防ともに頼りになるアイラ・ブラウン(琉球/特にリバウンドに関しては、フィリピン戦15本、オーストラリア戦8本と、ともにチームトップ)、ゲームコントロールに長けた司令塔・篠山竜青(川崎)の出来不出来も勝敗を左右するだろう。また、Window1では“シューター”の不在が、相手にプレッシャーをかけられない要因でもあった。どうしても体格で劣る日本は、外角から連続で射抜くシューターが不可欠で、女子日本代表で言えば栗原三佳(Wリーグ/トヨタ自動車)のような存在が出てきてほしいところ。可能性を秘めた選手はいるので、シンデレラボーイとしての登場が期待される。    一方、目をチャイニーズ・タイペイに向けると、要注意なのがアメリカからの帰化選手クインシー・デイビスⅢだ。2月16日に誕生日を迎え35歳とベテランのデイビスⅢだが、203cmから繰り出すダンクは迫力満点で、Window1のオーストラリア戦では17得点、フィリピン戦では20得点とともにチームトップ。さらにリバウンドも両試合ともチームトップ(オーストラリア戦5、フィリピン戦9)で、攻防共にこのデイビスⅢに気持ちよくプレーさせないことがカギとなりそう。    そのチャイニーズ・タイペイと日本を同じフィリピン戦で比較すると、日本が71‐77の6点差での敗退だったのに対し、チャイニーズ・タイペイは83‐90と7点差での敗退。点差だけでは測りづらいものの、力はほぼ同じと予想されるだけに、ホームというアドバンテージをいかに選手が生かし、観客がサポートするかも試合の流れを作るカギとなるだろう。 (おわり)       【FIBAワールドカップ2019アジア地区1次予選_Window2/日本代表選手】 #0 橋本竜馬(シーホース三河)#3 辻 直人(川崎ブレイブサンダース)#6 比江島 慎(シーホース三河)#7 篠山竜青(川崎ブレイブサンダース)#8 太田敦也(三遠ネオフェニックス)#11 宇都直輝(富山グラウジーズ)#15 竹内譲次(アルバルク東京)#24 田中大貴(アルバルク東京)#35 アイラ・ブラウン(琉球ゴールデンキングス)#43 永吉佑也(京都ハンナリーズ)#51 古川孝敏(琉球ゴールデンキングス)#88 張本天傑(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)     ▼スポナビライブのLIVE配信(本日19:15~)はこちらから https://sports.mb.softbank.jp/live/player/17496     (月刊バスケットボール)  

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