将来を担う若手が続々とトップリーグへ、1月下旬から公式戦出場が可能に

Wリーグは12月17日、2025-26シーズンに向けたアーリーエントリー選手およびスタッフを発表した。今季は8チームから計20名（選手19名、スタッフ1名）が対象となり、将来を嘱望される若手がリーグの舞台に一歩近づくこととなった。

アーリーエントリー制度は、Wリーグにおける将来の活躍が期待される若手競技者に対し、早期に活動の場を提供することで育成とリーグ全体の戦力向上を図ることを目的としたもの。申請チームとの雇用契約、あるいは入団契約が内定した競技者に限り、正式な入社・入団前であっても競技者登録が可能となる。今回発表されたエントリー選手は、試合出場に必要な要件が整い次第、「大樹生命Wリーグ2025-26シーズン」において、2026年1月24日(金)以降の公式戦に出場できる。

名を連ねた顔ぶれは、大学、高校で実績を積んできた選手たちが中心。インカレ優勝を果たした東京医療保健大からは大脇晴が富士通に入るほか、キャプテンの清水紫音が三菱電機に入ると発表された。一方、高校生も4人の加入が発表。デンソーには東海大付福岡高の東口紅愛、岐阜女の杉浦結菜が加入と発表されている。

各チームが将来を見据えて若手を迎え入れる今季のアーリーエントリーは、シーズン後半戦の戦力だけでなく、Wリーグ全体の中長期的な底上げという意味でも注目される。新たな環境に身を置く若い力が、トップリーグの舞台でどのような一歩を刻むのか。その動向は、2025-26シーズン後半の大きな見どころとなりそうだ。

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【Ｗリーグ2025-26　アーリーエントリー選手・スタッフ】　計20名（8チーム）

■富士通レッドウェーブ
＃91　PF 大脇 晴（オオワキ ハル）東京医療保健大学

■デンソー アイリス
＃1　PG 東口 紅愛（ヒガシグチ クレア）　東海大学付属福岡高等学校
＃7　SG 杉浦 結菜（スギウラ ユイナ）　岐阜女子高等学校

■シャンソン化粧品 シャンソンVマジック
＃9　SF 佐坂 光咲（ササカ ミサキ）　白鷗大学
＃23　SG 藤澤 夢叶（フジサワ ユウカ）　山梨学院大学

■トヨタ紡織 サンシャインラビッツ
＃3　SF　西 ファトゥマ七南（ニシ ファトゥマナナ）　早稲田大学
＃14　PF　朝比奈 あずさ（アサヒナ アズサ）　筑波大学



■東京羽田ヴィッキーズ
＃46　PG 杉吉 優花 （スギヨシ ユウカ）　愛知学泉大学
マネージャー 小野寺 凜香（オノデラ リンカ）　東京女子体育大学

■三菱電機 コアラーズ
＃8　SG 佐藤 恋々（サトウ ココ）　拓殖大学
＃10　PF 山本 遥香（ヤマモト ハルカ）　立命館大学
＃13　PG 清水 紫音（シミズ シオン）　東京医療保健大学
＃18　PF 鈴木 瑚香南（スズキ ココナ）　福岡大付属若葉高等学校

■新潟アルビレックスBBラビッツ
＃1　SF 長谷川 優羽（ハセガワ ユハ）　八戸学院大学
＃8　SG 伊藤 伶奈（イトウ レイナ）　一関学院高等学校
＃10　C オモカロ マリアン アブドゥルカリーム　一関学院高等学校
＃24　SF 鈴木 月渚（スズキ ルナ）　愛知学泉大学
＃75　PG 相馬 嘉乃（ソウマ カノ）　新潟医療福祉大学

■プレステージ・インターナショナル アランマーレ
＃12　SG　古山 莉子（コヤマ リコ）　東京医療保健大学
＃31　PF　瀬川 怜奈（セガワ レイナ）　専修大学

※表記順：背番号、ポジション、氏名（かな）、出身校
※ポジション：PG…ポイントガード、SG…シューティングガード、SF…スモールフォワード、PF…パワーフォワード、C…センター