月刊バスケットボール11月号

Bリーグ

2025.10.24

A東京、デイヴィス復帰で本来の布陣へ|ロシター、テーブスも前週復帰

負傷離脱していたデイヴィスが約1か月半ぶりに復帰


10月24日、アルバルク東京は#0 ブランドン・デイヴィスをインジュアリーリストから抹消したことを発表した。左腓腹筋損傷により9月5日に登録されて以降、約1か月半にわたって戦線を離れていたが、翌25日の京都ハンナリーズ戦から試合エントリーが可能となる。


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デイヴィスの離脱中、チームは#22ライアン・ロシターも左大腿二頭筋の負傷で9月13日からインジュアリーリスト入りしており、開幕直後は苦しい戦いを強いられた。だが先週末に復帰したロシターに続いてデイヴィスも戻った(中村浩陸は開幕戦の途中でコートを退いて以降、欠場が続いている)。


インジュアリーリストから抹消となった#0 ブランドン・デイヴィス



A東京はロシター、デイヴィスの欠場期間にスティーブ・ザック、アイラ・ブラウンと契約。穴を埋める形で活躍を見せていた。そして10月17日付で契約解除となり、自由交渉選手リストに公示されたブラウンは6日後、京都加入が決定。ザックは本日付で契約解除となり、三遠への加入が発表された。

ブラウンはチームを離れるにあたり、「ライアン(ロシター)が元気に戻ってきてくれて、彼はチームにさらなる安定感をもたらしてくれるでしょう。選手たちが健康な状態を取り戻せば、チームはさらに強くなると思います」とコメント。短い在籍期間ながらもチームの未来に期待を寄せた。

ザックもまた、「ブランドン(デイヴィス)が回復するまでの間、少しでもチームの手助けができればとの思いでチームに戻りました。懐かしい顔ぶれに会えて嬉しかった」と振り返り、「ブランドンが戻ってきた今、ここからチームはどんどん良くなっていくと信じています」と語った。


前週に復帰したテーブスとロシター

A東京の2025-26シーズンは、10月3日に新アリーナ「トヨタアリーナ東京」で行われた“先出し開幕戦”でスタート。しかし、ロシター、デイヴィスに加えてテーブス海も欠場したことも響き、宇都宮に56-81で敗れ、チームは開幕4連敗と苦しいスタートを切った。しかし、同15日の秋田戦で初白星を挙げると、そこから3連勝。現在は3勝4敗で東地区8位につけている。

昨シーズン、A東京はリーグ1位のディフェンス・レーティング(101.1)を記録し、中地区2位でチャンピオンシップに進出。しかし、千葉Jに連敗を喫し、クォーターファイナルで敗退となった。迎えた今季、デイニアス・アドマイティスHCは、チームにアップテンポなオフェンスも取り入れると明言している。故障者の復帰によって新たなスタイルを披露しやすくなるはず。チームがどんな進化を見せるか、今後の戦いに注目だ。


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文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

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