月刊バスケットボール11月号

Wリーグ

2025.10.17

明日10.18Wリーグが開幕!Wプレミア&Wフューチャーで7対戦を予定

いよいよWリーグの新シーズンが開幕


富士通の3連覇となるのか、それとも牙城を崩すチームが現れるのか。Wリーグ2025-26シーズンが、10月18日から各地で開幕戦を迎える。

Wリーグは昨シーズンから上位リーグ(Wプレミア)、下位リーグ(Wフューチャー)による2ディビジョン制を導入。その結果を受けて入替も行われ、Wフューチャーから東京羽田が昇格、Wプレミア最下位となった日立ハイテクが降格している。またWプレミア7位のアイシン、Wフューチャー2位の三菱電機による入替戦ではアイシンが勝利し、Wプレミア残留となった。そして今シーズンからWフューチャーにはSMBCが新規参入し、Wプレミア8チーム、Wフューチャー7チームで今シーズンの戦いが繰り広げられる。

今シーズン、Wリーグは外国籍選手への門戸を開いた。昨シーズンまでは主に日本でプレーしてきた留学生選手のリーグ登録を認めてきたが、日本でのプレー歴を問わず、外国籍選手がプレーできることになった(チーム登録2名、オンザコート1名)。
Wプレミアでは3連覇の懸かる富士通が開幕戦で昨シーズン2位のデンソーと対戦。外国籍選手も加入したものの、富士通のキャプテン、宮澤夕貴は13日に行われた開幕記者会見で「チームで攻め、チームで守るというスタイルは変わりません」と語っていた。富士通は主力メンバーにほぼ変更はないものの、ヘッドコーチの交代が行われた。
これまでチームの土台を築いてきたBTテーブス氏が退任(アイシンのディレクターに就任)し、昨シーズンまでアシスタントコーチを務めてきた日下光氏がヘッドコーチに昇格した。対するデンソーは長年、優勝候補に挙げられながらもWリーグでの優勝はいまだ果たせておらず、初優勝は悲願となる。チームの大黒柱・髙田真希、オールラウンダーの赤穂ひまわりを中心に、タレントは豊富。「チームが若返った」と赤穂ひまわりが語るように、今夏、日本代表として活躍、成長を遂げた今野紀花、薮未奈海らがどうゲームに絡んでくるかに注目が集まる。


富士通とデンソーは2年連続でファイナルで顔を合わせている

また、同様に日本代表でブレイクした田中こころが所属するENEOSも、今シーズン限りの引退を発表している宮崎早織の花道を飾るべく、女王奪還を目指す。東京2020オリンピックでの銀メダル獲得以来、世界からも注目が高まり、外国籍選手への門戸を開くに至ったWリーグ。新たな時代に突入した各チームの戦いぶりから目が離せない。



<開幕週の対戦スケジュール>
●Wプレミア
[10月18日(土)・19日(日)]
トヨタ自動車vs.トヨタ紡織
東京羽田vs.アイシン
ENEOS vs.シャンソン
富士通vs.デンソー

●Wフューチャー
[10月18日(土)・19日(日)]
三菱電機vs.SMBC
山梨QB vs.アランマーレ
日立ハイテクvs.姫路
※新潟は10月24日(金)・25日(土)の日立ハイテク戦で開幕となる





文/飯田康二(月刊バスケットボール)

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