月刊バスケットボール11月号

Bリーグ

2025.10.03

名古屋D齋藤拓実&今村佳太、市バス・地下鉄使用でCO2削減を呼びかけ

名古屋市交通局×ドルフィンズ「来場キャンペーン」が今季も始動


9月30日、名古屋ダイヤモンドドルフィンズの齋藤拓実と今村佳太が姿を見せたのは、名古屋市交通局・名城線の車両基地。「名古屋市交通局×名古屋ダイヤモンドドルフィンズ 市バス・地下鉄来場キャンペーン」の一環として、名古屋Dのデザインで装飾された特別列車を見学し、公共交通機関の利用によるCO2削減をファンに呼びかけた。

このキャンペーンは、名古屋Dが推進する社会貢献活動「ドルフィンズスマイル」の「気候変動プロジェクト」としてスタートしたもの。2022-23シーズンより名古屋市交通局と連携し、ファンに公共交通を使ってアリーナへ足を運んでもらうことで、環境負荷の軽減を目指している。齋藤と今村はドルフィンズスマイル「気候変動プロジェクト」アンバサダーを務めている。



今シーズンの対象は、10月4日から来年4月26日までのホームゲーム全30試合。名古屋市営地下鉄・市バスを利用し、SNSに「#ドルフィンズスマイル」「#名古屋市交通局」をつけて来場の様子を投稿すると、IGアリーナ内の特設ブースでLINEスタンプを獲得できる仕組みとなっている。スタンプ1個で限定缶バッジがもらえるほか、25個を集めれば選手との集合写真撮影の権利が得られるなど豪華特典も用意されている。

地下鉄名城線で運行されるドルフィンズ仕様の広告貸切列車は1編成。その内、ある車両には両者の直筆サインが刻まれているから、探してみるのもおもしろそうだ。ちなみにホームゲーム開催日には、最寄りの名城公園駅改札口で選手本人による試合告知アナウンスも流れるというから、こちらもチェックしたい。









車両の中で取材を受けた齋藤拓実も「SDGs活動を続ける中で、選手が発信することに意味があります。ファンの方に楽しみながら参加してもらえたら。今年も続けられるのは嬉しいです」とコメント。続けて今村は「僕たち名古屋ダイヤモンドドルフィンズが名古屋に根付いていくためにも、皆さんと一緒に名古屋を盛り上げていきたい。このキャンペーンに応えられるようなシーズンにしたい」と語った。

新たな拠点となるIGアリーナで迎えるシーズン開幕を前に、チームの仕上がりについても言及。齋藤は「実は、IGアリーナでバスケをできていないので未知数ですが、昨季見せてくれたようなドルファミの熱量が持ち込まれれば自然とホーム感が生まれると思うのでよろしくお願いします」とファンに呼びかけた。一方、今村は「プレシーズンで課題と強みが明確になりました。名古屋の皆さんを巻き込みながら戦っていきたいと思います」と前を向く。

また、本拠地移転元年にあたる今季の位置づけについて、今村は「伝統を受け継ぎつつ変化を楽しみ、結果を出したいです」と強調。齋藤も「新加入選手が多くシステム理解には時間を要すると思いますが、優勝できるポテンシャルのあるチーム。課題を乗り越え、最終的に優勝を果たしたいです」と意気込んだ。

最後に2人は声をそろえて「IGアリーナへは市バス地下鉄で」と呼びかけ、公共交通機関を利用した来場を改めてファンに訴えかけた。






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