女子U16日本代表、3連勝で準決勝進出&U17女子W杯出場権獲得[FIBA U16女子アジアカップ2025]

グループ1位で準決勝進出
マレーシア・スレンバンで開催されている「FIBA U16女子アジアカップ2025」、女子U16日本代表は予選グループフェーズを3連勝で突破した。日本はグループBの1位を確定させ、準決勝進出とともに、来年チェコで行われる「FIBA U17女子ワールドカップ2026」の出場権も獲得した。
初戦のシリア戦は序盤から攻守で圧倒し、132-31と大差で快勝。ベンチ入り全選手が得点を記録し、チームとしてのまとまりを示すスタートとなった。続く2戦目は因縁のライバル、中国との対戦。1Qを終えてリードを許す展開だったが、積極的にペイントへアタックすると、リバウンドでも優位に立って前半終了時には逆転。後半も守備と速攻を徹底し、78-57で勝利した。中国の高さに怯まずヒットファーストで体をぶつけてリバウンドを奪った戦いぶりが光った。
予選最終戦はニュージーランドとの首位決定戦。序盤から3Pシュートを決められ、リバウンドでも苦しみ17-23と出遅れ。それでも2Q、粘りを見せると前半終了間際に加地百花(桜花学園1年)の速攻で35-34と逆転した。3Qでは再び引き離されたものの、7点差で迎えた最終クォーター、石綿文(京都精華学園1年)の3Pシュートを皮切りに反撃。終盤には加地の3Pシュート、小林蘭(四日市メリノール学院1年)のスティールからの速攻が決まり、流れを引き寄せた。最終的に日本は4Qで24-13と相手を圧倒し、76-72で逆転勝利を収めた。
予選を全勝で終えた日本は、9月27日の準決勝に臨む(チャイニーズ・タイペイ対ニュージーランドの勝者と対戦)。なおベスト4に残ったことで、日本はFIBA U17女子ワールドカップ2026出場権(来年7月にチェコで開催予定)を確保した。
日本 76-72 ニュージーランド
1Q 17-23
2Q 18-11
3Q 17-25
4Q 24-13

加地百花(桜花学園1年)
■メンバー表
【スタッフ】
チームリーダー 小野 裕(聖和学園高校)
ヘッドコーチ 鈴木 良和(公益財団法人日本バスケットボール協会)
アシスタントコーチ 大上 晴司(精華女子高校)
アシスタントコーチ 稲垣 愛(四日市メリノール学院中学校)
スポーツパフォーマンスコーチ 佐藤 晃一(公益財団法人日本バスケットボール協会)
アスレチックトレーナー 大智 愛佳(公益財団法人日本バスケットボール協会)
アスレチックトレーナー 宮川 楓(江戸川大学)
チームドクター 岩倉 菜穗子(東京女子医科大学 八千代医療センター)
テクニカルスタッフ 渡邊 敬太(公益財団法人日本バスケットボール協会)
チームマネージャー 阪上 彩夏(公益財団法人日本バスケットボール協会)
【選手】※12名
#6 小林 蘭(F / 174cm / 四日市メリノール学院高校1年)
#7 清水 天翔(C / 181cm / 佼成学園女子高校2年)
#11 加地 百花(G / 170cm / 桜花学園高校1年)
#13 権藤 寧々(F / 167cm / 聖カタリナ学園高校2年)
#15 竹内 みや(G / 161cm / 桜花学園高校2年)
#16 安藤 玲(C / 180cm / 鳥取城北高校2年)
#21 玉木 さくら(G / 169cm / 桜花学園高校1年)
#28 細澤 幸生(F / 175cm / 大阪薫英女学院高校2年)※キャプテン
#38 木下 咲弥(C / 178cm / 札幌市立東月寒中学校3年)
#48 安井 穂香(G /168cm / 四日市メリノール学院中学校3年)
#55 小田 陽夏子(F / 174cm / 桜花学園高校1年)
#71 石綿 文(C / 185cm / 京都精華学園高校1年)
※所属は2024年9月16日現在
■FIBA U16女子アジアカップ2025
開催地:マレーシア・スレンバン
日程:9月22日(月)〜28日(日)
出場国(予選グループフェーズ)
【グループA】オーストラリア、チャイニーズ・タイペイ、韓国、フィリピン
【グループB】日本、ニュージーランド、中国、シリア
【予選グループフェーズ】
日本 132-31 シリア
日本 78-57 中国
日本 76-72 ニュージーランド
【準決勝】
9月27日(土)時間・対戦相手未定(チャイニーズ・タイペイ対ニュージーランドの勝者と対戦)
