月刊バスケットボール10月号

NBA・海外

2025.09.15

「NBAバスケットボールスクール」が2日間の秋キャンプを初開催!未来ある選手たちが江東区に集結

昨年4月、日本は世界で18番目の開校国として「NBAバスケットボールスクール ジャパン」をスタートさせた。これは5歳から18歳までを対象に、NBA現役選手や元コーチ、育成スペシャリストと連携しながら、国際バスケットボール事業部が企画・開発したグローバルな育成プログラムを進めていくスクール。日本では「ERUTLUC(エルトラック)」が正式に運営を担い、全国でスクール事業を展開している。
 
そんな中、9月6日・7日の2日間、東京都江東区のBumB東京スポーツ文化館にて日本初となる「NBAバスケットボールスクール Autumn Camp」が開催された。小学生から高校生まで、全国各地から約50名の若きバスケットボールプレーヤーが集結。会場は熱気に包まれた。


 
メインで指導にあたったのは、日本バスケット界を代表する2人の名コーチだ。一人は女子日本代表アシスタントコーチとしてパリ五輪にも帯同し、JBAジュニアユースアカデミーのヘッドコーチも務めるエルトラック代表・鈴木良和氏。そして、東京成徳大高や東京医療保健大など強豪校で指導し、川崎ブレイブサンダースのディベロップメントコーチも歴任した関谷悠介氏。豪華な顔ぶれが、未来の可能性を秘めた選手たちに直接指導を行った。
 
2日間のプログラムでは、NBA選手の動きを細かく分解し、実戦的なスキルを段階的にレクチャー。NBA選手が持つメンタリティを学ぶセッションや、1on1・スキルチャレンジなどのコンペティションも実施され、参加者たちは終始エネルギッシュに取り組んだ。

参加した選手からは「普段の部活動やクラブチームでは学べない視点からの指導が新鮮で楽しかった」「NBA選手の動きをまねしてみるのが面白く、すぐに実戦で使えるスキルも身に付いた」といった声が寄せられ、刺激的な体験となった様子がうかがえた。

現在、NBAバスケットボールスクールは全国8校(渋谷校・世田谷校・世田谷上町校・東村山校・江東校・浦和校・名古屋校・京都校)で展開中。今後もさらなる地域拡大が予定されており、このスクールから世界で活躍する選手が生まれる日も近いかもしれない。

さらに今年10月には、アブダビで開催される「NBA Abu Dhabi Tournament Experience 2025」への出場も決定。国際舞台での経験を通じて子どもたちはより広い視野を獲得し、バスケットボールの可能性を体感するだろう。

「スポーツを通じて、異文化を知り、世界へ視野を広げてほしい」

そんな想いが込められたこのスクールは、単なる技術指導にとどまらず、“未来を育てる場所”として大きな期待を集めている。




NBAバスケットボールスクール ジャパン公式サイト
https://japan-nba-basketballschool.com/


写真提供/NBA Basketball School 事務局

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