月刊バスケットボール10月号

Bリーグ

2025.09.09

「B.LEAGUE 47都道府県プロジェクト」始動──すべての地域にBクラブを

「機会の不均衡」をなくす挑戦


9月9日、Bリーグは、2050年に向けたビジョン「感動立国」の実現を見据え、全国47都道府県すべてにBクラブ誕生を目指す「B.LEAGUE 47都道府県プロジェクト」を推進することを発表した。

このプロジェクトは、クラブの存在を通じて地域コミュニティを結びつけ、人々の交流を生み出し、経済や文化の活性化を促す「地域創生」を目的とするもの。自治体や都道府県協会、新規参入企業との連携を一層強化し、地域に根ざしたクラブづくりを加速させていく方針だ。



現在、全国にはまだBクラブが存在しない地域がある。そのため、子どもたちがプロバスケに触れる機会や、夢を育む環境に地域差が生じているのが現状だ。Bリーグはこうした「機会の不均衡」を打開し、全国どこに住んでいても成長や挑戦の場にアクセスできる環境を整えることを目指している。

具体的には山梨県・和歌山県・鳥取県・高知県・大分県・宮崎県での新クラブ誕生を積極的にサポートする方針を掲げている。また、プロジェクトを共に推進する新たな経営参画パートナーも広く募集していく。

「B.LEAGUE 47都道府県プロジェクト」を通じて、子どもたちの未来を広げ、地域の未来を切り拓き、全国各地で感動を生み出す場の創出を目指す。Bクラブの誕生は、バスケットボールだけでなく地域全体の可能性を広げる取り組みとなりそうだ。





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