【中国インターハイ2025】東海大付諏訪が3回戦進出、地元・岡山商科大附に快勝

岡山商科大附は地元開催で勝利ならず
7月28日、「中国インターハイ2025」(7月27日~8月1日/岡山県岡山市)大会2日目、男子第5試合で東海大付諏訪(長野)と地元の岡山商科大附(岡山①)が対戦。いい試合の入りをしたかに見えた岡山商科大附だったが、留学生のファウルトラブルから流れが一変。東海大付諏訪が逆転すると終始、流れを握り、75-39で快勝した。
大声援を受ける岡山商科大附は、#4田崎武の3Pシュートで先制すると、直後に#5伊藤颯真がスティールから速攻を決める。対する東海大付諏訪は果敢にインサイドにアタックし、#0村上航清のフリースローで得点。残り6分半で5-5となる。
クォーター中盤、岡山商科大附#21オシュラナ・イライジャがファウルトラブルでベンチへ。すると東海大付諏訪は積極的にインサイドを攻め、#58千田健太がフェイドアウェイシュートで得点。さらに#13廣岡律輝、#46松永憲志朗もシュートを沈めて12-5とした。岡山商科大附は開始直後の得点以降シュートが決まらず。着々と得点した東海大付諏訪の19-5で1Qを終えた。

岡山商科大附の#4田崎武
2Qに入っても岡山商科大附の苦しい時間は続いたが、#21イライジャが戻るとディフェンスが安定。そこからの攻撃で、#5伊藤が1Q序盤以来の得点となる3Pシュートを成功させる。残り5分45秒には#21イライジャのアリウープでダンク。その後も、#9森原興毅もシュートを決めたが、連続得点にはつながらなかった。#13廣岡らが着実にシュートを決めた東海大付諏訪がリードを広げる展開になった。クォーター終盤、岡山商科大附#8竹中湖南が速攻を決めるというシーンもあったが、東海大付諏訪の36-16でハーフタイムを迎えた。

2Qアリウープダンクを決めた岡山商科大附#21オシュラナ・イライジ
巻き返したい岡山商科大附は3Q、#21イライジャのフリースローに続いて#5伊藤のシュート、#9森原興毅の3Pシュートで得点。粘りを見せる。それでも東海大付諏訪は変わらずアグレッシブにプレー。#58千田が高いボディーバランスを生かしてレイアップを決めれば、#13廣岡はスピードを生かして得点。53-27で3Qを終えた。
意地を見せたい岡山商科大附。シュート成功率こそ上がらないものの、バックコートからプレッシャーをかけるなど、懸命なディフェンスを見せる。残り5分を切ったところ、#6山下璃空がうまい体の入れ方でレイアップを決める。さらに1年生の#13河野翔英が3Pシュートを射抜く。終了間際には#8竹中がスティールからレイアップを成功。応援団の拍手に包まれて試合を終えた。東海大付諏訪は75-39で快勝した。
東海大付諏訪は#13廣岡がチームトップの15得点。#15清田脩叶が12得点、#0村上が10得点をマーク。岡山商科大附は#8竹中が12得点で唯一2桁を記録した。また#21イライジャは両チームトップの15リバウンドを記録している。

東海大付諏訪は#13廣岡律輝がチームトップの15得点


写真/石塚康隆(月刊バスケットボール)