月刊バスケットボール10月号

「FIBAアジアカップ2025」男子日本代表登録メンバー12名が発表に――ホーキンソン、馬場がダブルキャプテン

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公益財団法人日本バスケットボール協会(JBA)は727日に会見を開き、85日(火)からサウジアラビア・ジッダで開催される「FIBAアジアカップ2025」に臨む男子日本代表登録メンバー12名を発表した。


FIBAアジアカップ2025 男子日本代表登録メンバー(所属、年齢は727日現在)

【スタッフ】
ヘッドコーチ: トム・ホーバス(JBA
アシスタントコーチ: 勝久 ジェフリー(川崎ブレイブサンダース)、佐々 宜央(琉球ゴールデンキングス)、冨山 晋司(JBA
スポーツパフォーマンスコーチ: 佐藤 晃一(JBA)、緒方 博紀(JBA
アスレチックトレーナー: 一柳 武男(JBA)、古澤 美香(JBA
チームドクター: 武田 秀樹(NTT東日本関東病院)
テクニカルスタッフ: 磯野 眞(長崎ヴェルカ)
チームマネージャー: 西村 拓也(JBA
アシスタントチームマネージャー: 大木 瀬音(JBA
サポートスタッフ: 保田 延彦(JBA





【選手】
#2 富樫 勇樹(PG/167cm /31/千葉ジェッツ)
#4 ジェイコブス 晶(SF/203cm/21/フォーダム大)
#7 テーブス 海(PG/188cm/26/アルバルク東京)
#13 金近 廉(SF/196cm/22/千葉ジェッツ)
#14 狩野 富成(C/206cm/23/サンロッカーズ渋谷)
#18 馬場 雄大(SF/196cm/29/ –co-キャプテン)
#19 西田 優大(SG/190cm/26/シーホース三河)
#23 ジャン・ローレンス・ハーパージュニア(PG/181cm/22/サンロッカーズ渋谷)
#24 ジョシュ・ホーキンソン(C/PF/208cm/30/サンロッカーズ渋谷=co-キャプテン)
#30 富永 啓生(SG/188cm/24/レバンガ北海道)
#91 吉井 裕鷹(SF/196cm/27/三遠ネオフェニックス)
#99 川真田 紘也(C/204cm/27/長崎ヴェルカ)
【リザーブ選手】#20 山﨑 一渉(SF/200cm/22/ノーザン・コロラド大)
※ポジション(P)=PG-ポイントガード、SG-シューティングガード、SF-スモールフォワード、PF-パワーフォワード、C-センター

12
人のメンバーは平均193.6cm25.7歳。ホーバスHCはアジアカップでの目標設定を、「まずはグループラウンド1位。3勝0敗で乗り切ること」とし、それができた時点で新たな目標を決めるとのこと。グループラウンドでは、特にイランとの対戦を重視していることを明かした。「前回はイランに負けて、(決勝ラウンドで)オーストラリアと対戦しなければならなかった。今回はその方向に行かないようにしたい」。初戦の相手であるシリアに関しては、2022年のアジアカップで117-56のスコアで大勝した相手だが、「今回は全く違うチーム」として警戒感を持っている。

指揮官は目標に関して慎重なコメントだったが、選手たちは口々に目標として「優勝」の言葉を発している。結果的に選手たちとコーチ陣の思いが王座に結びつくことを期待したい。

今回のチームは、ホーキンソンと馬場がダブルキャプテンを務める。馬場は大役について、「これは自分にとってもよい機会として任されたと思っています」と話し、意欲的な姿勢。ホーキンソンは、ホーバスHCから「君は基本的にお人よしだけど、時には意地悪くなることも必要だ」と言われているといい、「頑張っているけど、ちょっと苦戦しています」と話した。

両キャプテンを助ける存在として、ベテランガードの富樫が加わったことも大きい。ここまでウォームアップゲームには1試合も出場がなかった富樫だが、「(試合には出なくても)いつでも行けるように準備はしていました」と頼りがいのあるコメント。チームに落ち着きをもたらす存在として活躍が期待される。

今回のチームはウォームアップの6試合で33敗と臨むべき成績を残せておらず、特に得点力が期待されるレベルに届いていない。27日からはカタールに遠征。30日(水)にカタールと、81日(金)にサウジアラビアと練習試合を予定している(いずれも非公開)。富樫も加わったロスターでこのステップを踏んだ後、チームの潜在的な爆発力が呼び覚まされることに期待し、本番開幕に注目しよう。

FIBAアジアカップ2025
開催期間:85日(火)~17日(日)
開催地:サウジアラビア・ジッダ
日本の試合日程(いずれも日本時間)
86日(水) vs. シリア 20:10~ ※放送・配信=日本テレビ、DAZNTVer
88日(金) vs. イラン 20:10~ ※放送・配信=テレビ朝日、DAZNABEMA
810日(日) vs. グアム 20:10~ ※放送・配信=テレビ朝日、DAZNABEMA
大会公式サイト(日本語)





文/柴田健

タグ: アジアカップ

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