月刊バスケットボール10月号

JBA「生涯バスケ部」プロジェクト第1弾、初年度参加チームが決定

部員不足・指導者不在に悩むU12カテゴリーをDXで支援


公益財団法人日本バスケットボール協会は7月23日、「生涯バスケ部」プロジェクトの第1弾として展開する「SoftBank Jr.バスケ DXアクション」の初年度参加チームを発表。ソフトバンク株式会社と連携し、全国の小学生チームに対してスポーツDX技術を活用した支援を行う取り組みで、沖縄県および鳥取県から計3チームが選出された。

このプロジェクトは、部員不足や指導者不在などの課題を抱えながらもバスケットボールに本格的に取り組みたいと願う小学生たちに対し、DX技術を活用して継続的な支援を行うことを目的としたもの。「AIスマートコーチ」や「MY試合記録」といったソフトバンクが提供するツールを活用しながら、遠隔での技術指導、スタッツの可視化、さらにはJBAによる指導者のマッチングなどを通じて、個人のスキル向上およびチーム力の底上げを図る。

今回、応募多数の中から選出されたのは「CUBE(沖縄県・男子)」「醇風女子ミニバスケットボールクラブ(鳥取県・女子)」「南部町スポーツ少年団ミニバスケットボール部(鳥取県・女子)」の3チーム。なお、女子2チームは合同チームを結成して活動を行う予定だ。

これらのチームには、プロジェクトから派遣される特別コーチによる週1回のリモート練習と、月1回の対面練習が実施される。遠隔地に拠点を置くチームでも継続的な指導を受けることができる体制が整えられており、バスケットボールにおける学びの機会を格差なく提供する狙いがある。

今後はU15カテゴリーへの対象拡大や、JBA主催大会における本プロジェクト枠の新設なども視野に入れており、まさに“生涯バスケ部”の名にふさわしい取り組みとして進化を続けていく見込みだ。

活動の様子や進捗については、JBAが公開している特設サイトにて随時紹介される予定となっている。

▶特設サイトはこちら:
http://www.japanbasketball.jp/shogaibasketball/sbdxact/





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