Bリーグ島田チェアマンがJBA次期会長候補に

9月の定時評議員会で正式決定へ
日本バスケットボール協会は 6月28 日、都内でメディアブリーフィングを開き、役員改選に伴う次期会長候補者案と技術委員長の退任を発表した。
役員候補者選考委員会の答申を受け、6月期理事会で了承された次期会長候補者案は、島田慎二氏(現・JBA副会長/B.LEAGUEチェアマン)である。この案は、同日に開かれた臨時評議員会で報告・公表された。ただし、現時点ではあくまでも「候補者案」であり、内定、決定ではない。正式な選任は、2025年9月に予定されている定時評議員会での役員改選を経て決まる見通しである。
島田氏は2012年に千葉ジェッツの運営会社社長に就任。Bリーグ屈指の人気クラブに育て上げ、2016年にBリーグ理事、2020年にチェアマン就任。「B.革新」などの中期ビジョンを掲げ、経営強化やアリーナ改革を推進。日本バスケットボール協会副会長も務めており、競技団体とリーグを横断する立場からバスケットボール界の成長に寄与してきた。
また、契約満了に伴って東野智弥技術委員長が6月30日付で退任することも発表された。就任は 2016年5月19日、在任期間は9年1か月。この間、日本代表強化の中核として男子・女子、5人制・3人制を問わず強化戦略を統括し、日本バスケットボール界の礎を築いた。後任の技術委員長は、新体制が発足する9月末〜10月ごろに発表される。
三屋裕子現会長は2016年6月に就任。FIBA制裁解除後の再建期を託された川淵三郎前会長の後を継ぎ、国際連携とガバナンス改革を推進してきた。2023年6月25日には評議員会で5期目の続投が内定。FIBAセントラルボードやFIBAアジア理事としても、日本の存在感を国際舞台で高め続けてきた。
