女子日本代表、粘り勝ちでプレーイントーナメント進出決定!高橋芙由子が終盤に勝負強さを発揮【FIBA 3×3ワールドカップ2025】

高橋芙由子のフリースローでKO勝ち!
FIBA 3×3ワールドカップ2025(モンゴル・ウランバートル)に出場中の女子日本代表が、6月26日、予選プール最終戦でチェコと対戦し、21-18のKO勝利を収めた。これにより日本は3勝1敗のプールB・2位で、プレーイントーナメント進出を決めた。
前日、先に行われたアメリカ戦で8-21で敗戦。勝てば進出、負ければ脱落という大一番となったチェコ戦。悪天候による開始遅延という不安要素もあった中、日本は立ち上がりから集中力を見せた。
試合の口火を切ったのは高橋芙由子。相手の隙を突く見事なミドルシュートで先制する。しかし、そこから連続失点を許し、スコアは2-5に。苦しい滑り出しとなったが、ここで流れを変えたのが桂葵と高橋未来の2人。身体を張った守備とテンポのよいオフェンスでリズムを取り戻し、じわじわと点差を縮めていく。
中盤には桂の2Pシュートが決まり、18-13とリードを5点に広げる。しかし、チェコも意地を見せて18-18と振り出しに戻された。残り時間はわずか。会場に緊張感が漂う中、日本は一歩も引かなかった。
勝負を決めたのは、この日先制点を挙げた高橋芙由子だった。冷静に放ったジャンパーで19点目を加えると、さらにゴールへと切り込みファウルを誘発。与えられた2本のフリースローをきっちり沈め、21-18でKO勝利を収めた。

予選プールでは初戦で世界ランキング1位のオランダを撃破。続くチリ戦にもKO勝ちと最高のスタートを切った日本だったが、アメリカにはリバウンドで圧倒されて完敗。その雪辱を胸に臨んだチェコ戦での粘り勝ちは、チームにとって大きな自信となるはずだ。
日本は6月27日(金)17:25から行われるプレーイントーナメントで、プールC・3位のカナダと対戦する。カナダとは5月のFIBA 3×3ウィメンズシリーズ・ウランバートルSTOPでも対戦し、12-21で敗れている。あの借りを返すチャンスが、再び訪れた。
初のベスト8進出、そしてさらにその先を見据えるためにも、ここが正念場。高橋芙由子をはじめとする日本代表の健闘に期待したい。
■FIBA 3×3 ワールドカップ2025
日 程:6月23日(月)〜29日(日)
開催地:モンゴル・ウランバートル
▼男子:予選プールB 結果
1位:アメリカ(4勝)
2位:ラトビア(3勝1敗)
3位:日本(2勝2敗)
4位:モンテネグロ(1勝3敗)
5位:モンゴル(4敗)
▼女子:予選プール
1位:アメリカ(4勝)
2位:日本(3勝1敗)
3位:チェコ(2勝2敗)
4位:オランダ(1勝3敗)
5位:チリ(4敗)
▼決勝トーナメント
【6月27日(金)】
プレーイントーナメント
17:25《女子》日本 vs カナダ
18:00《男子》日本 vs プエルトリコ
【6月28日(土)】
準々決勝(予選プール1位 vs プレーイントーナメント勝者)
《男子》日本が勝てば vs セルビア
《女子》日本が勝てば vs スペイン
【6月29日(日)】
準決勝・3位決定戦・決勝
