聖地復活!「GALLERY・2」が6/27新宿アドホックに帰還

「GALLERY・2新宿アドホック店」が“聖地”と呼ばれた理由
聖地が、復活する——。
6月27日(金)AM11:00、「GALLERY・2新宿アドホック店」の歴史が再び動き出すのだ。
全国のバスケ好きにとって、アドホック新宿ビルにあった「GALLERY・2」は“聖地”であり、また行きたいと思う“ホーム”のような存在であった。全国大会のために東京に訪れる学生たちはもちろん、トップリーグの選手たち、ミニバス選手、バスケ観戦ファン…ある意味、ここはバスケのコミュニティがあった場所だった。

そんな場所が突然の閉鎖となったのは2022年末。ビルの耐震問題によってこの空間は、その歴史に一度幕を下ろした。しかし、再びアドホック新宿ビルにて再始動する。
GALLERY・2の前身を含めると、アドホック新宿ビルでの歴史は40年にまで遡り、その名前をGALLERY・2としてから約25年超、専門性の高いスポーツ用品店として存在してきた。バスケットボールとバレーボールなど、専門フロアを構えた店舗は、当時としては極めて珍しく、バスケフロアに至ってはソックスだけで7、8レーンを使っていたという。
「バスケットのプレーヤーに必要なものが、全部そろうのがGALLERY・2というお店でした。ウェアや小物、メーカーの垣根を越えた品揃え。何より、お客様が喜んでくれたのはスタッフたちの専門知識です。通信販売では決して得ることができないもの。“リアルの価値”がありました」と振り返るのは橋本聡店長だ。愛すべき場所だった証明が、閉店の際に行った寄せ書き企画だ。
“小中高と本当にお世話になりました”“僕の青春でした。ありがとう。ギャラ2”“悲しいです。また会える日を楽しみにしています”、寄せ書き用の壁は数百というメッセージで埋まった。
「閉店を知らずに、久しぶりに来た方に『え、なくなるの?』と呆然とされたお客さまもいましたし、『これから、どこで買えばいいんだ』『あのスタッフに会えなくなるのは困る』と、本当にありがたい声もたくさんいただきました。本当に温かい寄せ書きばかりで、ありがとう、戻ってきて、というメッセージでぎっしりでした。それだけ、愛されていた証だと思っています」と橋本店長は振り返る。

新宿アドホック店がいかに愛されていたかを語ってくれた橋本店長

寄せ書き企画では無数の感謝の言葉が綴られた
新宿で再出店するなら、他の場所でも良かったのではないか。そう思う人もいるかもしれない。だが、GALLERY・2はアドホックという“場所”にこだわった。
「やっぱりスタートがここでしたから、思い入れの強さがあります。何よりお客さまの記憶と直結している場所なんです。新宿に再出店するならやはりアドホックビルで、というのが社員全員の想いでした」と語る橋本店長は、「また、お客様が来てくれるだろうか?というプレッシャーはもちろんあります。ただ、それ以上に楽しみな気持ちの方が大きいです。ここが、あの頃のように、また皆さんの“目的地”になればいいなと思っています」と笑顔を見せた。
リアルな接客が、バスケをもっと楽しくする
広いフロアでは、バスケとバレーボールのギアを扱うことになる。その聖地復活に欠かせないスタッフの一人が、バスケ担当の鈴木大介さんである。
「元々GALLERY・2で働いていて、その後、違うショップで働いていたのですが、『GALLERY・2に戻りたい』という想いがずっとあったんです。今回、縁あって、再び加わることになりました」と鈴木さんは説明する。
学生時代からバスケに親しみ、2000年付近からのNBAファンでもあるという鈴木さんは、販売員としての経験と、ユーザー目線の情熱をあわせ持つ存在だ。
「やっぱり“お客さまに喜んでもらえること”。それが自分にとってのやりがいです。リアル店舗だからこそ、対面で細かくアドバイスができる。ネットでは得られない価値が、ここにはあると思っています」
特に強みとするのがシューズの知識とフィッティング技術だ。
「一口にバッシュと言っても、サイズだけではなくて、その人の足の形やプレースタイルまで踏まえて、ご提案できるよう心がけています。例えば、“何を買えばいいか分からない”と不安そうに来店された小学生の親子に納得するまで情報をお伝えして、それで購入していただき、後日、『すごくいいです!』と感謝を伝えに来てくれる。そんな瞬間が本当にうれしいんです。 “店員に会いに来る店”って言ったら大げさかもしれませんが、そう思ってもらえるように頑張りたいです」
再び動き出す「GALLERY・2新宿アドホック店」ではプレーヤーだけでなく、ファンや保護者、応援する立場の人にも気軽に立ち寄ってもらえる店を目指していく。

「ネットでは得られない価値が、ここにはあると思っています」と鈴木さん
“バスケ好きが集う場所”が新宿に再び帰還
ここ数年という単位で見ると、バスケやバレーボールの環境は大きく変化している。顕著なのがトップリーグでBリーグやSVリーグの成長により、観戦者やファン層も急拡大。そういった新たな層にも満足してもらえるだけのラインナップを揃えることも「GALLERY・2新宿アドホック店」の強みとなるだろう。
「かつては“プレーヤーが中心”でした。けれど今は“関わるすべての人”が対象。応援に行くためのウェア、普段着で使えるアパレル、プレゼント選びもある。商品ラインもスタッフの知識も“より広く・深く”が求められています」と言う橋本店長は、実は海外でもその名前が知られていると明かす。
「SNSでGALLERY・2を知って、世界各国からご来店されたお客様も多くいらっしゃいました。メイド・イン・ジャパンの評価は高く、スタッフ対応や商品構成に対しても感謝の言葉をいただける。だからこそ、国を越えて選ばれる店になっていきたいです」
バスケットボールが好きな人、
かつてプレーしていた人、
今まさに部活動で戦っている人、
その姿を応援する人たちへ――
「GALLERY・2新宿アドホックビル店」は、そんなすべての人を迎える準備を整えようとしている。「学生時代に来ていた人が、今は親として子どもを連れてきてくれる。そんな風に、GALLERY・2は“人生の中にある店”でありたいと思っています。これからもずっと」と橋本店長。
この6月、新宿にもう一度灯るGALLERY・2の看板。それは過去の栄光の継承ではなく、次の時代への挑戦と言える。6月27日午前11時、再会の扉が開く。

GALLERY・2新宿アドホック店
2025年6月27日(金)11:00 OPEN!取扱カテゴリー バスケットボール/バレーボール
〒160-0022 東京都新宿区新宿3丁目15−11 アドホック新宿ビル2F
TEL:03-6457-8577
営業時間 平日 11:00~21:00
土日祝日 10:00~21:00
https://www.gallery2.co.jp/shops/shinjuku/
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