U19女子日本代表、ワールドカップ前哨戦としてクロアチア遠征へ

東京医療保健大の後藤音羽(写真右)、深津唯生(同中央)、白鷗大の清藤優衣(同左)
精鋭13名が世界挑戦の第一歩を踏み出す
FIBA U19女子ワールドカップ2025に挑む女子U19日本代表が、本大会に先駆けてクロアチア遠征を実施する。6月16日から3日間の国内合宿を経て現地入りし、女子U19クロアチア代表と2試合を行う予定だ。世界の強豪を肌で感じる貴重な機会となり、本番に向けた実戦的な強化の場となる。
遠征メンバーには、2024年のU18女子アジアカップで銅メダルを獲得した世代の中核を担う13名が名を連ねた。白鷗大2年の東小姫や筑波大コンビの鈴木花音と角陽菜多、さらには東京医療保健大1年のメンディー シアラ、後藤音羽ら、大学1年生の台頭も目立つ構成となっている。
なお、FIBA U18女子アジアカップで平均26.4得点を挙げ得点ランキング2位となった田中こころ(ENEOSサンフラワーズ)は、今回の遠征メンバーには含まれていない。現在はシニア日本代表の活動に参加しており、6月中旬の中国遠征や7月のFIBA女子アジアカップ2025に向けた強化合宿に名を連ねているためだ。
FIBA U19女子ワールドカップ2025は、7月12日にチェコ・ブルノで開幕。日本はグループDに所属し、チェコ(FIBAランキング16位)、スペイン(2位)、アルゼンチン(31位)と対戦する。厳しいグループに入った日本にとって、クロアチアでの実戦経験がどこまで本大会に生きるかが注目される。
前回大会(2023年)の成績は6位。過去最高位は2017年大会の4位。初のメダル獲得を目指し、19歳世代が世界に挑む準備を着実に進めている。
■2025年度バスケットボール女子U19日本代表候補選手
クロアチア遠征 メンバー表
【スタッフ】
チームリーダー 池端 直樹(千葉経済大学附属高校)
ヘッドコーチ 鈴木 良和(公益財団法人日本バスケットボール協会)
アシスタントコーチ 平田 紘美(プレステージ・インターナショナル アランマーレ)
アシスタントコーチ 梅津 ひなの(宇都宮ブレックス)
スポーツパフォーマンスコーチ 佐藤 晃一(公益財団法人日本バスケットボール協会)
アスレチックトレーナー 志村 愛美(愛美鍼灸治療院)
アスレチックトレーナー 田中 美樹子(田中MIKI鍼灸治療院)
テクニカルスタッフ 渡邊 敬太(公益財団法人日本バスケットボール協会)
マネージャー 築舘 慶(トヨタ紡織 サンシャインラビッツ)
【選手】※13名
東 小姫(F / 177cm / 白鷗大学2年)
曽根 妃芽香(G / 159cm / 拓殖大学2年)
鈴木 花音(F / 174cm / 筑波大学2年)
角 陽菜多(C / 177cm / 筑波大学2年)
松本 莉緒奈(F / 175cm / 関西外国語大学2年)
堀内 桜花(G / 167cm / シャンソン化粧品シャンソンVマジック)
伊藤 知里(F / 170cm / 白鷗大学1年)
白石 弥桜(C / 184cm / デンソー アイリス)
深津 唯生(C / 179cm / 東京医療保健大学1年)
メンディー シアラ(C / 182cm / 東京医療保健大学1年)
清藤 優衣(F / 174cm / 白鷗大学1年)
後藤 音羽(F / 178cm / 東京医療保健大学1年)
阿部 心愛(F / 175cm / 早稲田大学1年)
※所属は2024年6月16日現在
■FIBA U19女子ワールドカップ2025
日程:7月12日(土)〜20日(日)
開催地:チェコ・ブルノ
予選グループフェーズ
【グループA】アメリカ(1)、イスラエル(23)、ハンガリー(7)、韓国(21)
【グループB】ナイジェリア(35)、ポーランド(19)、カナダ(3)、中国(18)
【グループC】オーストラリア(5)、フランス(4)、ブラジル、マリ(12)
【グループD】日本(6)、スペイン(2)、チェコ(16)、アルゼンチン(31)
※()内はFIBA Girls ランキング(4月21日現在)
7月12日(土)深夜24:30 日本 vs チェコ
7月13日(日)深夜24:00 日本 vs スペイン
7月15日(火)深夜24:30 日本 vs アルゼンチン
前回大会成績:6位(過去最高位:4位/2017年)
https://www.fiba.basketball/en/events/fiba-u19-womens-basketball-world-cup-2025
