3x3.EXE PREMIER JAPAN 2025がラウンド2終了——男女とも群馬勢が首位に
4月下旬の女子ラウンド1からスタートした3x3.EXE PREMIER JAPAN 2025(以下プレミア2025)が、6月8日までに男女ともラウンド2までの全日程を終えた。ここまでは男女とも群馬勢が首位に立ちエキサイティングな展開をけん引している。


群馬勢のFLOWLISH GUNMA.EXE(上)、MINAKAMI TOWN.EXE(下)は、開幕ラウンドとラウンド2のどちらも優勝している
今季は9チームが参戦している女子プレミア2025は、FLOWLISH GUNMA.EXEがここまで6試合を全てノックアウト勝ちという圧倒的な快進撃を見せている。現時点では、最終的な順位を決めるプレミアポイント170で2位のUENOHSARA SUNRISE.EXE(140)を30ポイント上回り、6月15日(日)にFLAT HACHINOHE(青森県八戸市)で行われるラウンド3に臨む。
FLOWLISH GUNMA.EXEは、高橋芙由子(「高」ははしごだか)がエースらしく得点力を発揮。ここまで平均10.0得点、総得点60、2P成功数12本がいずれもリーグ1位という、FIBAアジアカップ2025の銀メダリスト、得点王(総得点1位)の面目躍如の活躍ぶりを披露している。ラウンド3以降、高橋率いるFLOWLISH GUNMA.EXEの爆発的なバスケットボールにどのチームがストップをかけることができるか、またFLOWLISH GUNMA.EXEが昨季手にすることができなかった年間王座獲得まで走り切ることができるかが、女子プレミア2025の後半戦における大きな見どころとなってきた。
高橋のオフェンス力はFLOWLISH GUNMA.EXEの屋台骨だ
36チームが参戦している男子プレミア2025は、MINAKAMI TOWN.EXEとZETHREE ISHIKAWA.EXEの2チームがここまで無傷の8連勝。両チームはプレミアポイントが200で、レギュラーラウンドの王座も2度ずつと並んでいるが、平均失点が少ないMINAKAMI TOWN.EXEが首位という戦況だ。
MINAKAMI TOWN.EXEは206cmのビッグマン、ミロシュ・チョイバシッチ(平均6.5得点、2P成功率35.7%、セルビア出身)と坂東秀梧(平均6.0得点、2P成功率31.3%、玉川大出身)らが得点源となりオフェンスをけん引している。しかしオフェンス面よりもディフェンス面のタフさが特徴で、リーグ最少の平均失点11.0というデータが好成績の決定的な要因となっている。
チョイバシッチはラウンド2でMVPに輝いた(写真/3x3.EXE)
しかし、参戦チーム数が多い男子プレミア2025は、上位2チームのほかにも現在3位のHACHINOHE DIME(通算7勝1敗)やSHINAGAWA CITY.EXE(通算6勝1敗)をはじめ勝ち越しているチームが17チームあり、今後のレギュラーラウンドの中で混戦の色を濃くしていく可能性も大いにある。
プレミア2025は、この先レギュラーラウンドがラウンド8(女子は8月30日(土)、男子は9月7日(日)まで続き、その後のプレーオフで年間チャンピオンを決める。
文/柴田健
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