月刊バスケットボール10月号

ゲインズHC初戦で快勝、女子日本代18本成功と3Pシュート攻勢を見せる[三井不動産カップ2025(愛知大会)]

アップテンポなバスケを展開し快勝


6月7日、女子日本代表は豊田合成記念体育館エントリオで開催された「三井不動産カップ2025(愛知大会)」でチャイニーズ・タイペイ代表(FIBAランキング39位)と対戦。16人中14人が10分以上出場するタイムシェアでプレッシャーをかけ続け、95-42で快勝。コーリー・ゲインズHCの初陣を飾った。

スターティングファイブには#26田中こころ、#2今野紀花、#3馬瓜ステファニー、#8髙田真希、#10渡嘉敷来夢が名を連ねた。試合は19歳#26田中の3Pシュートで幕を開ける。開始13秒で放たれたその一投を皮切りに、日本は武器である速い展開から次々と3Pシュートを沈めた。1Qだけで7/13、続く2Qも6/12と3Pシュートを高確率で決定。前半を55-18で折り返した。

終わってみれば、16人中15人が得点。2Pシュート成功率51.5%(17/33)、3Pシュート成功率43.9%(18/41)と高確率をマークし、リバウンドで44-31、ターンオーバーで13-25と相手を上回った。

試合後、ゲインズHCは「エネルギーが選手に力を与えてくれた」とファンの応援に感謝を示すと、「今日の出来には満足しているが、我々にはまだ長い道のりがある」と発言。「3Pシュートはこのチームの武器であり、今日は目標としていた40本を上回る41本を放てた」と語りつつ、「今後はそれ以外の部分の精度も高めていきたい」と語った。

また代表デビュー戦で10得点をマークした#26田中は、「空いたら絶対自分は打つっていう強い気持ちを持ってできたので、そこが、その気持ちが最初のプレーに出たかなと思います」と積極的なプレーの理由を説明すると「自分の持ち味である得点力を見せられたと思うので、明日もそれを継続していきたい」と発言。今後に向けては「コーリーのバスケはトランジションが特徴なので、速い展開の中で日本のバスケットをもっと見せていきたい」と意欲を語った。


中村ミラー彩藍は3Pシュート4本を射抜いてチームトップの12得点




日本 29/26/21/19=95
チャイニーズタイペイ 11/7/15/9=42

②今野紀花/6得点 3P2/3 2P0/1 REB3 TO2 AST3 MIN11:03
③馬瓜ステファニー/0得点 3P0/0 2P0/0 REB0 TO1 AST1 MIN9:38
5藤本愛瑚/3得点 3P1/3 2P0/3 REB3 TO0 AST0 MIN11:13
⑧髙田真希/4得点 3P0/1 2P2/3 REB2 TO1 AST0 MIN10:46
9赤木里帆/5得点 3P0/0 2P2/2 REB1 TO0 AST6 MIN10:29
⑩渡嘉敷来夢/3得点 3P0/0 2P1/2 REB3 TO0 AST2 MIN9:12
14朝比奈あずさ/8得点 3P0/2 2P4/5 REB3 TO0 AST4 MIN22:57
15安間志織/1得点 3P0/3 2P0/1 REB6 TO2 AST3 MIN10:30
18野口さくら/1得点 3P0/1 2P0/2 REB4 TO2 AST1 MIN15:34
19舘山萌菜/8得点 3P0/1 2P3/6 REB2 TO0 AST0 MIN16:22
24中村ミラー彩藍/12得点 3P4/7 2P0/1 REB2 TO0 AST0 MIN11:19
㉖田中こころ/10得点 3P2/3 2P2/2 REB2 TO2 AST2 MIN11:04
52宮澤夕貴/8得点 3P2/2 2P1/2 REB3 TO0 AST2 MIN10:01
59星杏璃/11得点 3P3/8 2P1/1 REB2 TO0 AST0 MIN12:50
75東藤なな子/6得点 3P1/2 2P1/1 REB1 TO2 AST4 MIN11:46
99オコエ桃仁花/9得点 3P3/5 2P0/1 REB5 TO1 AST1 MIN15:16
※丸数字はスタメン


好ディフェンスを見せた舘山萌菜






写真/丸山慎一

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