シェイ・ギルジャス・アレクサンダーが自身初のシーズンMVPを受賞「現実になるとは思わなかった」

「子どもの頃に夢見ていたことだ。けれど、現実になるとは思わなかった」
日本時間5月22日、NBAは2024-25シーズンのシーズンMVPにシェイ・ギルジャス・アレクサンダー(オクラホマシティ・サンダー)を選出したと発表した。カナダ出身者としては、スティーブ・ナッシュ(当時サンズ/2004-05、2005-06)に続く史上2人目となる。
【動画】ギルジャス・アレクサンダーのスピーチ”涙ぐむシーンも”
2024-25シーズン、ギルジャス・アレクサンダーは76試合に出場。平均32.7得点、5.0リバウンド、6.4アシスト、1.7スティール、1.0ブロックを記録。初の得点王にも輝いた。特筆すべきはその得点の安定感で、今季20得点未満だったのはわずか1試合(10月30日のスパーズ戦/18得点)のみ。残る75試合は20得点以上をしているのだ。3年連続のオールスター出場、3度(11月、12月、3月)の月間MVP、NBAカップ準優勝となってオールトーナメントチーム選出など話題に事欠かないシーズンだった。
MVP投票では100票中71票の1位票を獲得し、ナゲッツのニコラ・ヨキッチ(29票)を抑えて堂々の受賞。そのヨキッチも平均29.6得点、12.7リバウンド、10.2アシスト、1.8スティールとMVP級のスタッツを残したものの、チームの18勝差とインパクトの大きさが、SGAを押し上げた形となった。
受賞会見でギルジャス・アレクサンダーが「子どもの頃に夢見ていたことだ。けれど、現実になるとは思わなかった」と感極まり涙を浮かべる場面も。「自分ができることに集中して努力を積み重ねてきた。それが今日につながった」と語った。会場にはチームメイトも多数駆けつけ、祝福の空気に包まれた。
