白鷗大、東京医療保健、山梨学院大、筑波大がベスト4に [関東大学女子選手権大会]

ディフェンディングチャンピオンの白鷗大
4強は昨年と同じ顔ぶれに
5月2日、「第59回関東大学女子バスケットボール選手権大会」の準々決勝4試合が行われ、白鷗大、東京医療保健、山梨学院大、筑波大がベスト4に駒を進めた。明日の準決勝は、白鷗大対筑波大、東京医療保健大対山梨学院大で行われる。
新年度初の大会となる春のトーナメントは、新戦力を加えた各チームがどんなバスケを展開するのかというのが楽しみの一つ。その点で今季、最も注目を浴びるのは2年連続でインカレ準優勝となっている東京医療保健大だ。ウインターカップ準優勝の慶誠高からロー・ジョバ、インターハイ3位の昭和学院高の前田珠涼、2025年度女子U19日本代表強化合宿に招集された後藤音羽(浜松開誠館高出身)、深津唯生(桜花学園高出身)、メンディー・シアラ(千葉経大附高出身)、戸塚妃莉(市前橋高出身)らを新入生として迎え入れている。
本日の準々決勝では、3回戦で日体大を下して調子の波に乗る松蔭大と対戦。ジョバ、後藤はスタメンで、深津、前田、メンディーはベンチから出場して存在感を放った。中でも強烈だったのはジョバで、両チームトップの23得点9リバウンドと強烈なインパクトを残している。結果、東京医療保健大は118-46と3試合連続で100点ゲームでの勝利。準決勝では、早稲田大を86-62で下した山梨学院大と対戦する。
昨年のトーナメントで史上初の3位となった山梨学院大は、非凡な得点力を持つ藤沢夢叶がけん引するチーム。インサイドの要となるアデバンジョ・ブレッシングはシュートレンジが広がっており、司令塔の2年生、樋渡梨桜もオールラウンドな活躍を見せているだけに、楽しみな対戦となる。

両チームトップの23得点9リバウンドを残した東京医療保健大のロー・ジョバ
もう一つの準決勝はディフェンディング・チャンピオンの白鷗大と筑波大の対戦となる。インカレ連覇中の白鷗大は立教大を76-56で下して準決勝進出を果たした。主力となっていた4年生が卒業し、経験があるのは池田凛、佐々木凛という3年生ガードコンビのみとなった。佐藤智信監督も「昨年のような勝ち方ができるメンバーではない」と認めるが、東京医療保健大同様にこちらも実力が確かな1年生が多い。本日の試合で光っていたのは伊藤知里(岡豊高出身)。一瞬の速さを生かしてシュートを放ち、12得点をマークしている。いずれにせよチーム全体でのステップアップが必要に思われるが、頼れるインサイドだったオコンクウォ スーザン アマカ(トヨタ自動車)が抜けた穴をアダム・アフォディヤが埋められるかは注目ポイントとなる。
一方、筑波大は池田英治監督の下、昨季から4アウト1イン、5アウトという戦術を採用。今季は、パスを多用してスピードアップを図っている。女子日本代表も経験している朝比奈あずさ、上野心音という得点源がいて、2年生の成長も著しいチームである。本日の準々決勝では拓殖大にバックコートからプレッシャーをかけられてリズムを崩したシーンもあったが、62-59で見事競り勝った。
■5月2日(金)準々決勝試合結果
・東京医療保健大 118 (34-17/30-10/34-9/20-10) 46 松蔭大
・山梨学院大 86 (22-14/28-12/13-13/23-22) 61 早稲田大
・筑波大 62 (23-12/15-24/10-10/14-13) 59 拓殖大
・白鷗大 76 (20-11/20-13/13-12/23-20) 56 立教大
■5月3日(土)準決勝試合予定
12:00〜 [順位決定戦]早稲田大×松蔭大 13:45〜 [順位決定戦]立教大×拓殖大
15:30〜 [準決勝]東京医療保健大×山梨学院
17:15〜 [準決勝]白鷗大×筑波大
