リラードが戦列復帰へ前進、血栓症から回復

プレーオフ初戦は欠場も活動再開の許可が出る
現地4月18日、バックスはデイミアン・リラードが深部静脈血栓症の治療を終え、バスケットボール活動の再開許可が出たと発表した。
リラードは、血液を固まりにくくする抗凝固薬を服用していた影響で、レギュラーシーズン最後の14試合を欠場していた。チームによれば、現在はその薬の服用を終了しており、復帰に向けた段階的なトレーニングを進めているという。ただし、復帰の具体的な予定は明かされておらず、現地20日に敵地で行われるNBAプレーオフのファーストラウンドゲーム1(ペイサーズ戦)は出場しない。
バックスのジョン・ホーストGMは「彼の健康が最優先だった。我々のメディカルチームが早期に診断・治療を行ってくれたこと、そして血液疾患専門医たちによるサポートに感謝している。彼の復帰は、厳格な医療プロトコルに基づいて進められている」とコメントした。また、バックスのドック・リバースHCは、「キャリアに関わる問題だからね。彼がプレーオフに出られる可能性があるという事実だけでも、奇跡のようなものだ」と語り、リラードの回復の早さに驚きを示している。
リラードが最後に試合に出場したのは3月18日。その翌週に深部静脈血栓症の診断がなされた。これは血管内に血栓が生じ、心臓への血流が妨げられる疾患であり、適切な治療がなければ命に関わる危険性もある。
今季、リラードは平均24.9得点、7.1アシストを記録しており、バックスは彼の離脱後の14試合を10勝4敗で切り抜けている。今後のリラードの復帰時期に注目が集まるが、何よりも彼が無事にプレーに戻れるという事実は、バックスにとって大きな希望となっている。
