月刊バスケットボール10月号

愛知・フジ ウィンキッズがシュート力を見せつけて快勝、終了間際には感動的シーンも [全国ミニバス]



フジ ウィンキッズがオフェンス力を披露


3月31日、第56回全国ミニバスケットボール大会最終日(男子2日目)で草津OSC(滋賀)とフジ ウィンキッズ(愛知)が対戦。1Q30-13と好スタートを切ったフジ ウィンキッズは、その後もコンスタントに得点を重ね、83-42で勝利した。

【写真】草津OSC(滋賀)とフジ ウィンキッズ(22点)をチェック

フジ ウィンキッズはティップオフ直後に#10原田幸汰がゴール下で決めると、#11村田舵、#4小野杜真も速い展開からレイアップを成功。いいスタートを切る。一方、草津は137cmの#18佐藤海光アンドレイが飛び込んでリバウンドを奪うと、そのままジャンプシュートを成功。さらに#17山下実礼も#6金近悠誠、#11村田舵も続けて得点するが、フジは175cmの# 4小野など高さを生かしたオフェンスで得点を重ね、30-13で1Qを終えた。



追いかける草津は2Q、#4加藤伊織が見事なハンドリングでゴールにアタックするが、シュートがなかなか決まらない。それでも#9田中啓太が速攻からフローターを決めると#16大﨑勇誠がプルアップジャンパーを沈めて得点を伸ばす。他方フジは2Qに入ってもオフェンスが好調。#5三浦陽輝、#7植村碧月らがコンスタントにシュートを決め、53-19としてハーフタイムを迎えた。

3Q、きっかけを掴みたい草津は#4加藤がディフェンスを引き付けると、#14成瀬歩のミドルシュートで得点。さらに#16大﨑勇誠が速攻、3Pシュートなどで追加点を挙げていく。それでも、対するフジはコンスタントに得点。67-27で3Qを終えた。



4Q、フジがベンチメンバーをコートに送り出すと草津が調子の波に乗る。#4加藤が一瞬のスピードを生かしてレイアップを決めると、その後も良い展開を作って#7伊藤龍云大らが得点。一方、フジは#14青木駿、#9大下倉天吾が速い展開から、さらに#6川地淳平が3ポイントプレーと得点を重ね83-42で勝利した。

その試合終盤に心温まるシーンが生まれた。足を痛め、松葉杖を付いてベンチに入った草津#5西村央介がコートに送り出されると、パスが回って見事シュートを決める。すると、フジの選手たちが歩み寄って拍手で得点を称えたのだ。フジのキャプテン、#4小野はその#5西村がコートに入る際も、またベンチに下がる際も肩を貸していた。バスケットボールがつなぐ、一つの感動的なシーンだった。



全国ミニバス特設サイトはこちら





PICK UP

RELATED