月刊バスケットボール10月号

八重瀬町立白川小が接戦を制す!4Qの勝負どころで神谷リリアン香奈が連続得点[全国ミニバス]



4Q、八重瀬町立白川小がチャンスをものにする


3月28日、第56回全国ミニバスケットボール大会初日(女子)で八重瀬町立白川小(沖縄)と都跡スクール(奈良)が対戦。ハーフタイムで23-23と同点、3Q終了時で1点差と競り合いとなった試合を制したのは白川小。#8神谷リリアン香奈の連続得点でリードを奪うと反撃を封じ、41-34で初戦をものにした。

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先取点は都跡スクール。速い展開から#10井村瑠伽がディフェンスを振り切ってレイアップを決める。しかし、白川小は司令塔の#10髙嶺舞優が巧みなハンドリングを見せると、173cmの長身#4神谷タリタ美津香がフリースローで着実に得点。わずかにリードを奪った。都跡スクールは# 4辻本柚寧が緩急を生かしたドリブルでディフェンスを抜き去ると、プルアップジャンパーを成功。さらにコースト・トゥ・コーストのレイアップを決めたが、白川小は#13前城礼奈の3Pシュートに続いてミドルレンジからも決めるなどシュート力を披露。さらに#12屋嘉比杏瑚、#4神谷タのシュート、#10髙嶺のレイアップで点を重ねて19-9として1Qを終えた。



2Q、巻き返したい都跡スクールは#8坂元希の3Pシュートでクォーター初得点。さらに#8坂元は、バスケットカウントから3ポイントプレーも決めて一気に点差を縮めた。対する白川小は#8神谷リがハンドラーとなって攻撃を試みるが、シュートがリングに弾かれてしまう。その間に、都跡スクールは#12中川栞寧の得点で19-19と同点に。ここからしばらくは互いに良いディフェンスを見せる時間が続いた。クォーター終盤に都跡スクール#8坂元が2本目の3Pシュートを決めるなどで一度逆転したものの、白川小も終了間際に追いついて23-23とタイでハーフタイムを迎えた。



3Q立ち上がり、白川小は#4神谷タはスピンムーブからレイアップと見事なプレーで会場を沸かす。
これで1ゴール差を付けたが、都跡スクールは足を動かして高さに対抗。オフェンスでは素早いパス回しから#7中西優月のシュート、#5田中佑來の3Pシュートにつないで3点のリードを作った。それでも白川小は#11具志堅夕南の3Pシュート、#8神谷リの速攻ですぐに都跡スクールを捉えて31-30で3Qを終えた。

4Q、まずは都跡スクール#6辻屋さゆりがフリースロー2本をきっちり決めて1点リードに。このあとは、互いに好ディフェンスを展開することになり、2分強得点が止まった。次に得点したのは白川小。残り3分、#8神谷リがフリースローを1本決めて同点にすると、その30秒後に3Pシュートを成功。35-32とすると、#8神谷リのアシストで#10髙嶺が左ウイングからジャンパーを成功。残り1分40秒で5点差を付けた。

ここでタイムアウトを取った都跡スクールは、速い展開で攻めようとするが、白川小は#8神谷リらがしっかり戻ってコンテスト。オープンでシュートを打たせない。都跡スクールは#6辻屋がミドルシュートを沈めたものの、#5當間夏結、#10髙嶺が追加点を奪った白川小が41-34で初戦をものにした。





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写真/山岡邦彦(月刊バスケットボール)、文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

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