同郷の戦友との約束──鳥取城北・新谷勇晴

さまざまなドラマがあった今大会の模様を「月刊バスケットボール2025年3月号」にて大特集。ここでは誌面に掲載されている特集記事を少しだけご紹介!
今日は鳥取城北の新谷勇晴。
中学時代からの“約束”
12月27日の男子準々決勝。鳥取城北は延岡学園を85-45で圧倒し、準決勝に駒を進めた。試合後にはコート外に設けられた取材エリアで選手やコーチが取材を受けるのだが、この試合でゲームハイの26得点を挙げた新谷勇晴も多くのメディアに囲まれた。なお、勝利チームは翌日の試合に備えて取材時間が短めに設定されている。
ひと通りの取材を終え、新谷は最後に映像メディアの取材対応を行うこととなっていたが、スタッフの誘導を遮るように彼は自ら口を開いた。「僕、実は藤田と深見とJr.ウインターカップ予選で戦って負けちゃったんですよ。だから高校でリベンジしようと思っていたんですけど…」
彼が言う「藤田と深見」とは、美濃加茂の藤田大輝と深見響敏のことだ。3人は愛媛県出身で、ミニバス時代に県選抜で同じチームになってからは「一緒に遊んだり、家に泊まりに行ったりした」と親しい関係を築いた。
中学時代は藤田と深見が松山市の勝山中で、新谷は同市内の津田中、そしてクラブチームのB.FORCE愛媛でプレー。2021年度のJr.ウインターカップ予選準決勝では直接対決が実現し、勝利した勝山中がそのまま本大会出場を決めている・・・(残り484字)
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【販売価格】1100円(税込)
【判型】A4
【頁数】138頁(表紙含む)

文/堀内涼(月刊バスケットボール)