月刊バスケットボール10月号

中学(U15)

2025.01.04

全中8強の東月寒中が2回戦進出、23スティールと堅守を披露 [Jr.ウインターカップ]


東月寒中は23スティールを記録


1月4日、「Jr.ウインターカップ2024-25 2024年度第5回全国U15バスケットボール選手権大会」女子1回戦で全中ベスト8の東月寒中(北海道)と鹿島中(兵庫)が対戦。好守から得点につなげた東月寒中がリードを広げ、61-42で勝利。2回戦にコマを進めた。



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立ち上がりからインサイドでいいディフェンスを見せた鹿島中は、#4三輪楓のフリースローで先制。さらに#7木村向日葵のパスから#9猪夏葵の3Pシュート、#8神子島泉の2Pシュートといい出だしを切った。対する東月寒中はチーム最長身177cm#38木下咲弥にまずボールを入れたが、得点につながらず。機動力あるラインナップに変更すると#22中西実歩、#24対馬凜乃が得点につながった。そして終了間際、#2曽我部琉依が3Pシュートを成功。11-8として1Qを終えた。

2Q、東月寒中は#22中西がスピードを生かして攻防で存在感を発揮。さらに#0阿部璃音がダブルクラッチを入れての技ありレイアップ、フリースローと得点を重ねた。#10神田美京の速攻が出たものの、攻めあぐねる鹿島中はクォーター中盤にタイムアウト。瀬滝尚之ヘッドコーチから指示を受けるとすぐに#9猪の3Pシュート、#10神田のシュートと得点とリズムがよくなって3点差と迫った。しかし、2Q終盤に流れを掴んだのは東月寒中。#38木下がゴール下で連続得点をあげると#24対馬凜乃、#22中西の速攻から決めて32-17とリードを作ってハーフタイムを迎えた。前半、リバウンドは18-15とリードした鹿島中だが、ターンオーバーは18本(東月寒中#22中西は前半7スティール)とミスが増えてしまった。




巻き返したい鹿島中は3Q開始直後に#6久保田花月が得点。いい入りをしたかに見えたが、ターンオーバーが続き開始1分で19点差まで広げられてしまった。巻き返したい鹿島中は#8神子島の連続得点に続いて、#10神田がトップから3Pシュートを射抜くものの、東月寒中は#22中西の3Pシュートで20点差に。3Q20-14とリードを広げた東月寒中が52-31で3Qを終えた。

ボールマンがディフェンスを引き付けて3Pシュートを放っていく鹿島中。だが東月寒中の寄りが早くいい形が作れない。それでも残り5分強、#7木村のシュートで得点すると、#9猪がリバウンドから決めるなど得点につなげた。さらにバックコートからプレッシャーをかけるとダブルチームでターンオーバーを誘うなど攻防で積極性を見せた。終盤には#11日置仁瑚のコーナー3Pシュートも飛び出して4Qは11-9と上回ったが、東月寒中が61-42で勝利した。

東月寒中は#22中西が18得点、12スティールというダブルダブル。インサイドの#38木下が19得点、#24対馬が10得点をマーク。鹿島中は#9猪が13得点、#8神子島が10得点を記録した。東月寒中はチームで23スティールを奪い、29ターンオーバーを引き出すなどディフェンスが光った。








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