月刊バスケットボール11月号

鳥取城北が初の決勝進出、福岡第一に良さを出させず[ウインターカップ]

写真は2回戦より

後半、リバウンドを制した鳥取城北


12月28日、「SoftBank ウインターカップ2024令和6年度 第77回全国高等学校選手権大会」男子準決勝で、ディフェンディング・チャンピオンの福岡第一(福岡②)とインターハイベスト8の鳥取城北(鳥取①)が対戦。鳥取城北は7点リードで迎えた3Qに15-8と、リードを広げると反撃を許すことなく81-58で逃げ切り。初の決勝進出を決めた。



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鳥取城北は#11豊村豪仁のシュートで先制すると、リバウンドから#14新美鯉星が決める。対する福岡第一は#34シー・ムサがインサイドでチーム初得点を奪うと、速攻から#77八田滉仁が決める。鳥取城北は#28ハロルド・アズカがインサイドでいいディフェンスを見せると、#8新谷勇晴が右ウイングから3Pシュートを成功。残り4分半で9-4とした。

#42長岡大社がプルアップジャンパーを決めたが、福岡第一は自慢のスピードが生かせず。逆に鳥取城北は#9田中碧月が3ポイントプレーを決めるなど速い展開から得点していく。流れが悪い福岡第一は残り2分を切ったところで#35宮本耀が3Pシュートを成功。#28アズカは無得点だったが、鳥取城北の17-13で1Qが終わった。

2Q、福岡第一は#33宮本聡が3Pシュート、レイアップと連続得点して逆転。さらに、さらに#35宮本がファウルをもらって得点につなげる。しかし、鳥取城北も直後に#11豊村、#14新美鯉星、#28アズカと続けてリードを取り戻した。ここからは、シュートを決め合う展開になるが、鳥取城北は#14新美、#6伊東和真が3Pシュートを決めたことで点差を広げていく。福岡第一は終盤、#35宮本が3Pシュートを連発したものの、鳥取城北の41-34でハーフタイムを終えた。両チームの2Pシュートは同じ12/24。3Pシュート(鳥取城北5/15、福岡第一4/12)、フリースロー(鳥取城北2/4、福岡第一6/7)の成功数が点差につながった



3Q、鳥取城北は開始3分半で5-0のラン。リードを2桁に乗せる。福岡第一は#33宮本のシュートで連続失点を止めると、#42長岡大社がブロックを見せる。福岡第一は何とか流れを引き寄せようとするが、鳥取城北のオフェンスを止められず。3Qは15-8。鳥取城北の56-42で3Qを終えた。

4Q初得点は福岡第一。#33宮本が速攻から決めて3ポイントプレーにする。ボールマンにプレッシャーをかけて守り、#42長岡が運び#34ムサが決め、残り8分で9点差に。ここでタイムアウトを取った鳥取城北は、#9田中、#28アズカが連続得点。すぐに2桁差に戻す。ゴールにアタックする福岡第一だが、ターンオーバーも生まれてしまう。それでも積極性が生まれてきた福岡第一。リングに嫌われるものの、ズレを作ってシュートを放っていくと残り5分半、#10宇田ザイオンがミドルシュートを成功。さらに、その1分後に#33宮本が3Pシュートを射抜く。鳥取城北の得点を止められないが、シュートが決まりだした。

一方、福岡第一のプレッシャーを感じながらも鳥取城北は、レイアップ、3Pシュートと得点を重ねてリードをキープ。残り2分を切ったところで#8新谷が3Pシュートを連発し、78-56に。福岡第一は最後、コートに3年生を送り出してプレー。バックコートからプレッシャーをかけてターンオーバーを引き出すと#4星野佑月がレイアップを成功。そのままタイムアップとなり、鳥取城北が81-58で勝利した。

合計8本の3Pシュートを決めた鳥取城北は#28アズカが18得点、19リバウンドとけん引。#14新美が15得点、#9田中が14得点、#8新谷が11得点と4人が2桁得点を記録。福岡第一は、#33聡、#35耀の宮本兄弟が16得点。#10宇田が10得点をマークした。鳥取城北は後半、リバウンドで34-21と圧倒。特にオフェンス・リバウンドは11-6と多く奪って得点につなげた。





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