前年王者・福岡第一が4Q逆転勝ち、開志国際を退ける[ウインターカップ]
大接戦を制したのは福岡第一
12月27日、「SoftBank ウインターカップ2024令和6年度 第77回全国高等学校選手権大会」男子準々決勝で、ディフェンディングチャンピオンの福岡第一(福岡②)と一昨年の王者である開志国際(新潟①)が対戦。3Q終了時点で開志国際が3点リードしていたが、勝負の4Qで福岡第一が流れを掴んで70-63。4年連続13度目の準決勝進出を決めた。

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両者は開志国際のホーム、新潟で行われたU18日清食品トップリーグで対戦。その時は#5平良宗龍が31得点、#14ネブフィ・ケルビン・シェミリーが20得点とけん引し、開志国際が72-62で勝利した。
いいスタートを切ったのは福岡第一。#34シー・ムサの連続得点でスタートすると、#10宇田ザイオンの3Pシュート、#35宮本耀の2Pシュートで9-2とした。開志国際はここで早くもタイムアウト。すると、直後に#5平良のシュート、#14シェミリーのアリウープで得点した。ここからは互いに持ち味を披露。福岡第一は正に堅守速攻のバスケを展開し、#35宮本のレイアップ、#77八田滉仁のバスケットカウントで得点するが、開志国際は#4清水脩真が連続得点、#14シェミリーがフローターを成功。目まぐるしい攻防が続いた。残り2分を切ってから、開志国際は#6千保銀河が3Pシュート、レイアップと連続得点をあげて、福岡第一の20-19で1Qを終えた。
2Q流れを掴んだのは開志国際。#5平良、#6千保のシュートで12-2というラン。逆転しリードを作ると、その後も#5平良と#6千保が主導し、#4清水が得点を奪い35-29でハーフタイムを迎えた。開志国際はリバウンドで30-22と優勢に。またこの2Qは福岡第一のシュート成功率を13.6%(3/22)まで下げた。
3Q、福岡第一は再びアップテンポなバスケを展開。#10宇田の3Pシュート、#35宮本の得点で38-38と追いつく。ここからは開志国際と一進一退の攻防を繰り広げる。開志国際#6千保が左ウイングから3Pシュートを打ち抜くと、直後に福岡第一#34ムサがバスケットカウント。続いて開志国際#5平良がレイアップを決めると福岡第一#35宮本が3Pシュートを入れ返す。1本1本のシュートに会場が湧いた。しかしクォーター終盤、開志国際は#5平良が3Pシュートを決めると、#4清水もバスケットカウントで得点して5点差に。福岡第一は#10宇田がジャンパーを沈めたが、開志国際の54-51で3Qを終えた。
4Q初得点は福岡第一。#33宮本聡がリバウンドからレイアップを決めると、#77八田も続き、残り7分半で55-54。開志国際#4清水がバスケットカウントを決めると、福岡第一35宮本が3Pシュートを決め返す。開志国際#5平良が決めれば、福岡第一#10宇田が決め返す。1点差を争う攻防が続いた。開志国際の61-60で残り5分を切ったが、続く1分で福岡第一は#10宇田、#33宮本聡が連続得点を挙げて、64-61とした。
開志国際は3Pシュートを放っていくが決まらない。福岡第一は残り2分で68-63とリードを保つ。開志国際は最後にファウルゲームを展開したが奏功せず。福岡第一が70-63で競り勝った。
福岡第一は#10宇田が20得点、10リバウンド、#34ムサが19得点、17リバウンドと2人がダブルダブル。#35宮本も18得点をマークした。一方、開志国際は#5平良が21得点、10リバウンド、#14シェミリーが11得点、17リバウンドとダブルダブル。#6千保が19得点、#4清水が12得点と4人が2桁得点を記録したが、及ばなかった。
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