月刊バスケットボール10月号

夏8強の慶誠が3回戦進出、仙台大明成に快勝[ウインターカップ]


終始主導権を握った慶誠


12月24日、「SoftBank ウインターカップ2024令和6年度 第77回全国高等学校選手権大会」女子2回戦で、慶誠(熊本)と仙台大明成(宮城②)が対戦。試合開始から主導権を握った慶誠は1Qだけで19点のリードを作ると、その後も攻め続け88-40で勝利した。


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インターハイベスト8の慶誠は今秋、U18日進食品トップリーグに出場。女王・京都精華学園(京都①)に唯一黒星を付ける金星を上げるなど、強豪揃いの中で4位に入っている。一方、仙台大明成は昨日の1回戦で奈良文化(奈良)に67-59で勝利。#4斉藤伶奈が3Pシュート5本成功で24得点(10リバウンド)、#18守屋舞音も16得点を上げている。

いい出だしを切ったのは慶誠。ハイローから#0ロー・ジョバが得点すると、速い展開から#27高松日葵も続く一方、仙台大明成は#10保科星のシュートに続いて、#4斎藤が連続してジャンプシュートを沈め、簡単にリードさせない。それでもリバウンド争いで優位に立つ慶誠は、今大会屈指の司令塔と言われる#12岸希のパスから得点。残り3分40秒、#0ジョバのバスケットカウントで2桁差とした。流れを変えたい仙台大明成は、#10保科が確率よくジャンプシュートを決めていくが、シュート数(25-14)で勝った慶誠が29-10として1Qを終えた。





巻き返したい仙台大明成は2Q序盤、3Pシュートから活路を見出そうとするがリングに弾かれてしまう。#4斉藤がキレのいいストップ&ジャンパーで得点、#8森岡小雪がポストプレーから決めたが、残り6分で14-35とリードを広げられてしまった。リードを広げた慶誠はフレッシュなメンバーを積極的に起用。ボールマンにプレッシャーをかけてターンオーバーを誘って攻撃に転じる。結局、49-20としてハーフタイムを迎えた。

3Q、仙台大明成のディフェンス強度がアップ。ボールマンへのプレッシャーを強め、リバウンドを奪取。#8 森岡、#14及川愛來、#18守屋の得点に繋げる。それでも手数で勝る慶誠が#17澤田樹奈らの得点でリードを広げ、68-31として4Qを迎えた。



大差を付けられた仙台大明成だが、集中力をキープしてプレー。ディフェンスから速い展開を作ってシュートを放っていく。それでもなかなか得点につながなかったが、残り4分強、#15金子海優の3Pシュートでクォーター初得点。さらに#6橋本萠香、#14及川も続いてシュートを決めた。それでも大差を付けて、終始余裕あるバスケを展開した慶誠が、88-40で勝利。3回戦に駒を進めた。

慶誠は#00ジョバが約18分のプレーで25得点、11リバウンド、ベンチから出場だった#24フェイバ・ヘンリーも14得点、11リバウンドとダブルダブル。さらにチームプレーヤーの#27高松日葵も12得点をマーク。仙台大明成は#4斉藤、#18守屋の8得点が最高だった。







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