月刊バスケットボール1月号

NBA

2024.10.29

富永啓生、ペイサーズ傘下でキャンプ入り

富永啓生がペイサーズ傘下でキャンプ入り(写真はFIBA インターコンチネンタルカップ 2024時のもの)

現地11月7日までキャンプを行い、8日開幕予定


NBAインディアナ・ペイサーズ傘下のGリーグ・チーム、インディアナ・マッドアンツは10月28日からトレーニングキャンプを開始。そのキャンプロスターに富永啓生が入ったことが発表された。

【SNS】マッドアンツの投稿をチェック

キャンプロスターに入ったのは18選手。エンリケ・フリーマン、クエントン・ジャクソン、トリステン・ニュートンと2ウェイ契約3選手も入っているが、マッドアンツがSNSに公開した画像では富永が一番大きくなっている。それだけ期待されていると捉えてもいいのだろう。トレーニングキャンプは現地11月7日まで行われ、同日に開幕ロスターが登録され、翌8日に開幕予定。マッドアンツの初戦は現地9日のクリーブランド・チャージ戦である。



富永はネブラスカ大での最後となる2023-24シーズン、プレイオフを含めて32試合に出場、15.1得点、2.3リバウンド、1. 4アシストと3年間のベストアベレージをマーク。推薦枠としてチーム10年ぶりのNCAAトーナメント出場に貢献した。その後、男子日本代表としてパリ五輪に出場した富永は9月、アジア人初の選手としてNBA Gリーグユナイテッドでプレー。セルビアのプレミアプログラムであるメガMISとの試合に出場したほか、シンガポールで開催された「FIBA インターコンチネンタルカップ 2024」にも出場し、準優勝に貢献した。

そして現地9月26日、日本での既報どおりペイサーズがエグジビット10契約を交わすことを正式にリリースしたものの、翌27日には放出が発表に。残念ではあるが、ペイサーズは昨季もエグジビット10契約を結んだ後に放出し、Gリーグで選手を育成する戦略を取っている。そして富永は現地10月16日にマッドアンツと契約。その際、所属事務所を通じて「自分の武器である『3ポイント』と『パッション』でチームの勝利に貢献し、自分自身も更に成長して『NBA選手になる』という夢の実現に向けて挑戦を続けます。これからも応援をよろしくお願いします!」と意気込みを語っている。








文/広瀬俊夫(月刊バスケットボール)

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