月刊バスケットボール12月号

「EFFECT WORKOUT CAMP」、スペンサー氏がエネルギーを前面に出して指導

スペンサー氏がエネルギッシュにコーチング


8月下旬に千葉で開催された「エフェクト・ワークアウト・キャンプ」は特別な機会になった。元々このキャンプは名前にある“エフェクト”(=効果や影響、結果)のとおり、 “まだ知らないバスケットに触れること”、“いつもと違うコーチの指導”、“非日常的な環境”でワークアウトを行うことで学んでほしいというもの。コーチングは、アメリカから招いたのがテキサス州でパーソナルコーチを務めるキース・スペンサー氏、そして米でプロ選手として活躍し、豊富な海外経験を基に一般社団法人LEOVISTA BASKETBALL CLUBを立ち上げ、グラスルーツからの育成を続ける金子暁海氏が行った。

より濃密な時間を設けるために定員を設けて募集したものの、キャンプに参加した小学生、中学生、指導者は合計228名という人数に。プレーヤー、コーチに向けて、スペンサー氏は文字通りエネルギッシュに指導を続けた。共にコーチングを行った金子氏は「参加していただいた人には強く感じてもらえたところだと思いますが、とにかく一つ一つの動作に対して細かく指導してくれたなという印象です。とにかくコミュニケーションの取り方なども非常にエネルギッシュ(笑) 本場アメリカのワークアウトを体感してもらうことができたと思います」と語る。




実際にコーチングを行ったスペンサー氏は4日間のキャンプを通して日本人選手の特性に感銘。「ものすごく真面目に練習に取り組んでいることは素晴らしい」と称えた一方で、“ステップアップするうえで必要だ”と伝えたのがエネルギーの出し方だった。
「日本人はものすごく真面目で練習熱心だ。しかし、静かすぎるね(笑) ワークアウトでは、もっと自分のエネルギーをむき出しにすること。情熱、感情を前面に出して取り組んでいけば、もっともっと成長するし、いいプレーヤーになれる」。



スペンサー氏の強烈なエネルギーに触れた選手、コーチは、キャンプの中で“新たなプラス”を得ることができたはずだ。
金子氏は「今回のキャンプで多くのポジティブな反応をいただきました。今後も日本のみならず世界のバスケットに触れられる機会を企画していきたいと思っています。バスケットの選手もコーチも学べる環境づくりに尽力したいと思います」と日本バスケ界に前に進む活動をしていきたいと語った。



PICK UP

RELATED