月刊バスケットボール1月号

Wリーグ

2024.10.23

モルテンがWリーグと共同で兵庫県姫路市の小学生にWリーグ使用練習球を寄贈

株式会社モルテン(本社:広島市西区、代表取締役社長:民秋清史、以下、モルテン)が、同社が展開している「Keep Playing」の取り組みの一環として一般社団法人バスケットボール女子日本リーグ(以下Wリーグ、本部:東京都文京区、会長:原田裕花)と共同で、915日に「Wリーグユナイテッドカップ2024-25」開催地の小学生にWリーグのプレーヤーたちが1年間使用した練習球を寄贈する「ドリームボールリレー」を開催した。


Keep Playing」は、「好きなことを続けよう。スポーツを続けよう」をスローガンとして、スポーツを頑張っているプレーヤーや、これから始めたいと思っている人々を力づけ、応援していく取り組みで、今年で3年連続3回目の開催となる。日本における女性スポーツの競技登録者数が高校卒業後に大幅に減少する状況(*)に着目した取り組みだが、女子に限らずすべてのスポーツ愛好者が、競技レベルやライフステージにとらわれずにスポーツを楽しみ、プレーし続けられるようにとの願いを込めて継続している事業だ。Wリーグとの取り組みは2022年3月にスタート。同年12月からはWリーグ、WEリーグ(サッカー)、JHL(ハンドボール)の3競技のトップリーグを横断する形で活動を展開している。

兵庫県姫路市のヴィクトリーナ・ウィンク体育館で開催された今回の「ドリームボールリレー」には、細見彩花、矢野凪紗、陽本麻優(以上姫路イーグレッツ)、アンモールプリートコール、土田帆乃香、出原菜月(以上山梨クイーンビーズ)、坂本雅、大舘真央(以上アイシンウィングス)と8人のWリーグ・プレーヤーが来場。バスケットLIVEなどの実況でおなじみの船岡未沙希(株式会社ライト代表 / フリーアナウンサー)の司会進行の下で姫路市の小学生5チーム88人と一緒にバスケットボールを楽しんで交流を深め、Wリーグ15チームが一年間情熱をこめて使用してきたボール55球(5チームに11球ずつ)を寄贈した。

矢野は「子どもたちに渡したボールがモチベーションになり、練習に励んでくれたらうれしいです。自分もプロの選手に憧れを持って努力してきたので、今の子どもたちにもそう思ってもらえるよう私たち選手もがんばっていきたいと感じるイベントでした」と交流を楽しんだ様子。出原 も「ボールは選手が一番触り、歴史が詰まっていると思うので、それを子どもたちに渡すという今回のイベントは『Keep Playing』につながる取り組みになったのではないかと思います」とこの取り組みの意義を実感したようだ。子どもたちからも、「実際にプロの選手に教わりながらプレーしたり、選手が使っていたボールがもらえてとてもいい経験になりました」などの声が聞かれた。きっとボールと一緒に、今後につながるインスピレーションを持ち帰ったに違いない。

*=2021年のバスケットボール、サッカー、ハンドボールの女性競技登録者数を参照。高校生から18歳以上になると競技登録者数はバスケットボールで73%、サッカーは36%、ハンドボールでは82%減少することが公表されている。

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