月刊バスケットボール10月号

中学(U15)

2024.08.24

四日市メリノール学院が男子初の3連覇!白谷を軸に出場選手が持ち味を発揮【全中2024】


四日市メリノール学院が快勝で3連覇達成


8月24日、「第54回全国中学校バスケットボール大会」(新潟県・長岡市/三条市)大会最終日、男子決勝で3連覇を目指す四日市メリノール学院(三重)と昨年4強の京都精華学園(京都)が対戦。得点能力が高い選手が揃う四日市メリノール学院は着実にスコアを伸ばし、80-61で勝利。男子では初となる3連覇を達成した。

両者は前回大会の準決勝で対戦し、四日市メリノール学院が70-48で勝利している。四日市メリノール学院は、#17鐘ヶ江咲人のレイアップで先取点。さらに大会No.1ビッグマン、#34白谷柱誠ジャックがブロック、リバウンドと試合開始から見せ場を作るとレイアップを決める。一方、京都精華学園は#16今西大良が切れ込んでレイアップを決めると#99徳永久馬がプットバック、3Pシュートと成功させる。その後、四日市メリノール学院は#86青井遙臣が巧みなステップから連続得点を見せると京都精華学園が#16今西も個人技から決めた。一歩も引かない展開となったが、クォーター終盤に四日市メリノール学院が流れを作る。#7小椋、#17鐘ヶ江、#86青井らが連続得点し、19-9で1Qを終えた。





2Q、#16今西のキックアウトから#18庄司遥人が3Pシュート。#99徳永が速攻でレイアップと得点する京都精華学園。しかし、四日市メリノール学院は、各メンバーが持ち味を発揮して得点していく。残り4分には#34白谷がスティールして速攻に移ってボースハンドを叩き込んで32-16とした。京都精華学園は#16今西の3Pシュート、#32舟谷帆貴のフリースローなどで追加点を奪ったが、四日市メリノール学院の47-25で前半を終えた。前半、四日市メリノール学院は2Pシュート成功率69.6%と高いアベレージを記録した。

巻き返しを図る京都精華学園は3Q、#21室翔亜、#16今西が活躍。#21室が3Pシュート、タフなレイアップで連続得点すると、#16今西はフリースローで得点、さらにスティールから得点につなげる。しかし、四日市メリノール学院はスローダウンしない。#34白谷が3Pシュート、シュートブロックと攻防で見せ場を作ると#17鐘ヶ江が速攻からレイアップ。得点を重ねていくと、残り1分49秒、#17鐘ヶ江のフリースローで65-35と30点差に。 3Q終盤、京都精華学園は好守から#18庄司らがシュートを沈めたが、四日市メリノール学院の67-41で3Qを終えた。

4Q、京都精華学園はディフェンスからリズムを掴んで、#27森田桧生が 2本の3Pシュートを成功。#99徳永、#16今西が得点といいシーンを作って点差を縮める。残り2分で59-79と20点差に。追い上げられる四日市メリノール学院だが、ハーフコートオフェンスで時間を使っていきクロージング。80-61で締めて男子では初の3連覇を果たした。
四日市メリノール学院は#34白谷が28得点14リバウンド4ブロックと大活躍。さらに、#86青井が21得点、#17鐘ヶ江が16得点をマーク。チームとしても2Pシュート69.7%(23/33)、3Pシュート41.2%(7/17)と高いアベレージをマークした。京都精華学園は#16今西、#21が共に14得点、#99徳永が13得点と引っ張った。こちらも2Pシュートでは65.5%(19/29)と高い成功率でシュートを決めている。

※全中2024のレポートは月刊バスケットボール11月号(9/25発売予定)に掲載します





写真/中村麻衣子(月刊バスケットボール)

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