U18日本代表・白谷がコートを支配、3連覇を狙う四日市メリノール学院が連勝で予選リーグを突破【全中2024】

新発田市立本丸は良さを発揮できず
8月22日、「第54回全国中学校バスケットボール大会」(新潟県・長岡市/三条市)が開幕。男子予選リーグで大会3連覇を目指す四日市メリノール学院(三重/東海1位)と地元で3度目の優勝を目指す新発田市立本丸(新潟/開催地枠)がAリーグ1位をかけて対戦した。試合開始から#34白谷柱誠ジャックがけん引した四日市メリノール学院はじりじりとリードを広げていき、75-31で勝利。予選グループで2勝し、Aリーグ1位で決勝トーナメント進出を決めた。
四日市メリノール学院は、男子U18日本代表の#34白谷柱誠ジャックが存在感を発揮。レイアップで先取点を奪うと、早い攻めからのボースハンドダンク。さらにアシストで#55鈴木柊矢の得点を演出するなどでいきなり8-0のラン。対する新発田市立本丸は残り6分を切ったところで#5近藤昊が3Pシュートを沈めてチーム初得点。さらに#6関口翔眞、#5近藤の3Pで追加点を奪ったが、#34白谷、#86青井遙臣、#7小椋晴維が確率よくシュートを決める四日市メリノール学院が25-9という好スタートを切った。リズムをよくしたい新発田市立本丸だが、2Q開始直後にエース#7藤田羚央が脚を痛めてベンチへ。嫌な空気が流れる中、#9安城辰、#5近藤がゴールにアタックして得点につなげた。ディフェンスに対して高い位置でボールを回し、スペースを作ろうと試みた新発田市立本丸だが、シュート成功率は上がらず。四日市メリノール学院がリードを広げ、46-20でハーフタイムを迎えた。
3Qに入ってもペースを握り続ける四日市メリノール学院。ターンオーバーを引き出して速い展開から得点を重ねると、#86青井、#34白谷のスリーも決まり、65-25と40点差で4Qへ。地元の声援を受ける新発田市立本丸は#15松田千が攻防でいいところを披露。いいディフェンスから速い仕掛けで攻めていくが、シュートはリングに弾かれ続ける。4Q終盤、#18小林孝志朗が右ウイングからきれいな3Pシュートを沈めたものの、四日市メリノール学院が75-31で勝利し、Aリーグ1位での決勝トーナメントを決定。敗れた新発田市立本丸は同リーグ2位で明日の決勝トーナメントに進むことになった。四日市メリノール学院#34白谷は約22分のプレイタイムで33得点24リバウンド5ブロックというスタッツを残している。
<男子・予選Aリーグ試合結果>
新発田市立本丸 74-65 世田谷区立梅丘
四日市メリノール学院 83-58 世田谷区立梅丘
四日市メリノール学院 75-31 新発田市立本丸

【全中2024】第54回全国中学校バスケットボール大会 特設ページ(日程・出場校&選手名鑑・トーナメント表)
文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)