月刊バスケットボール1月号

京都精華学園、昭和学院を交わして決勝進出、3連覇まであと1勝【北部九州インターハイ2024】

京都精華学園のキャプテン林 咲良

京都精華学園が3年連続3度目の決勝進出


8月8日、北部九州インターハイ2024女子準決勝で大会3連覇を目指す京都精華学園(京都)と3年ぶりの出場で9年ぶりとなる4強入りを果たした昭和学院(千葉)が対戦。武器である3Pシュートで得点を重ねて昭和学院が4点リードして折り返したが、京都精華学園が後半逆転。75-70で勝利し、3年連続3度目の決勝進出を決めた。


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立ち上がりから点の取り合いに。京都精華学園は#6桃井優のレイアップ、#18ユサフ ボランレ アイシャットのインサイド、#4林咲良のミドルジャンパーで得点。対する、昭和学院は#8山下笑伶奈、#5前田珠涼の連続3Pシュート、#5前田のミドルシュートと沈め、残り7分で8-8となる。その後もシュートを決めていく両者。京都精華学園は#15ンガルラ ムクナ リヤが連続して得点。さらに#4林のジャンパー、#37石渡セリーナのレイアップも飛び出し、少しずつリードを広げる。一方、#5前田のレイアップ、#4月松蒼のスリーで得点を重ねた昭和学院は、#7石井杏奈、#5前田がミドルレンジから確率よく得点。京都精華学園の24-21で1Qを終えた。



2Q立ち上がり、昭和学院はインサイドの攻撃をうまく凌ぐと1年生#9藤松柚乃が3Pシュートを連続成功。さらに#5前田のミドルシュートで29-26と逆転する。京都精華学園は#13満生小珀がシュートを決めるが、インサイドで得点につながらない。昭和学院は#4月松のフリースロー、#5前田、#7石井の2Pシュートが確率よく決まり、ディフェンスが下がったところで#5前田が3Pシュートを成功。終盤、京都精華学園は#18ボランレがゴール下で決めたが、3Pシュートで得点を伸ばした昭和学院が47-43とリードしてハーフタイムを迎えた。



京都精華学園は#6桃井のコーナー3Pで3Q初得点。すぐに#5前田がプルアップジャンパーを沈めた昭和学院だが、プレッシャーも強くなって前半のように3Pシュートが決まらない。京都精華学園は#18ボランレがゴール下で着実に得点し、52-49とひっくり返す。苦しい時間を迎えた昭和学院は#8山下の3Pプレーで一旦同点にしたが、ターンオーバーから連続して速攻を許してまたも追う展開に。京都精華学園はその後、#4林のディープスリー、#18ボランレのバスケットカウントで追加点。終盤、昭和学院#9藤松の連続3Pシュートが飛び出したが、京都精華学園の63-58で3Qを終えた。



勝負の4Q、京都精華学園は#18ボランレ、#13満生の連続得点でリードを広げる。残り6分20秒、昭和学院は#8山下のバスケットカウントでクォーター初得点。しかし、その後が続かず。2桁差に広がる。それでも粘りを見せる昭和学院は残り3分を切ったところで、#8山下がスティールから得点。さらにボールマンにプレッシャーをかけてターンオーバーを引き出すと、#9藤松がファウルをもらって得点し、残り1分21秒で67-73と迫る。ここでタイムアウトを取った京都精華学園は#18ボランレが得点するが、ここで昭和学院に3Pシュートが飛び出す。しかし、追い上げもここまで。京都精華学園がリードを守り切り、3年連続3度目の決勝進出を決めた。

京都精華学園は#18ボランレが25得点18リバウンドのダブルダブルをマーク。さらに#4林、#13満生が12得点と3人が2桁得点を記録。合計10本の3Pシュートを沈めた昭和学院は#9藤松が21得点(3Pシュート5本成功)、#5前田が18得点、#8山下が12得点をマーク。リバウンドでは京都精華学園49本に対して、昭和学院が27本と差が付いた。



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写真/堀内涼(月刊バスケットボール)

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