月刊バスケットボール10月号

決勝進出はどの学校に!? 大会5日目(8/8)準決勝試合予定【北部九州インターハイ2024】

  • インターハイ2024バスケットライブ


[女子]京都精華学園は勝てば3年連続の決勝に


8月8日、「令和6年度 全国高等学校総合体育大会 バスケットボール競技大会 (北部九州インターハイ)」5日目、メインコートで準決勝が行われ、男女決勝進出チームが決まる。


【特設】『北部九州インターハイ2024』(日程・出場校&選手名鑑・トーナメント表)

先に行われるのは女子準決勝2試合。第1試合(10:00〜)で行われるのは京都精華学園(京都)対昭和学院(千葉)。3連覇を目指す京都精華学園は、2回戦・前橋(群馬)に106-74、3回戦・桜花学園(愛知)に65-64、準々決勝・聖和学園(宮城)に94-76で勝利しての勝ち上がり。#4林咲良、#5橋本芽依、#6桃井優の3年生トリオを中心に今年の特徴であるスピーディーなオフェンスを展開し、留学生#18ユサフボランレ アイシャットが攻防で大貢献(聖和学園では43得点、26リバウンドをマーク)。苦戦となった桜花学園戦を乗り越えたことでさらに勢いに乗っている。
対する昭和学院は3年ぶりの出場で4強入りを果たした。強みは、スタメン5人の誰もが得点できるところ。#4月松蒼(11.0得点)、#5前田珠涼(16.7得点)、#7石井杏奈(14.7得点、U17女子日本代表)、#8山下笑伶奈(15.3得点、U17女子日本代表)、#9藤松柚乃(17.0得点)といずれも今大会、平均2桁得点をマークしている。また#9藤松は2回戦で4/6、3回戦で3/7、準々決勝で6/12と3Pシュートをコンスタントに決めており、準決勝でも注目される。

京都精華学園vs.昭和学院(10:00ティップオフ)のライブ配信はコチラ⇒https://x.gd/bV4Z0




続いて行われるのが東海大付福岡(福岡②)と岐阜女(岐阜)の戦い。ウインターカップでは2年連続、インターハイで一昨年3位になるなど、コンスタントに結果を残してきた東海大付福岡は、今回もここまで勝ち上がってきた。地元ということで大声援も期待できるが、インターハイ予選で前十字じん帯を断裂し、今大会ではアシスタントコーチとしてベンチ入りする伊東友莉香の分も頑張って壁を乗り越えたいという思いは強いはず。その伊東からキャプテンの引き継いだ#20チャラウ アミは今大会、得点、リバウンドで3度のダブルダブルを記録するなどチームを牽引している。スタメンの#10浜口ゆず、#12根間芙奈も得点源として活躍しており、準決勝でも期待される。
一方、岐阜女の武器は、どこからでも得点できるという総合力の高さにある。この3試合で、鍵を握る存在となっているのはオールラウンダーの#9杉浦結菜。ドライブから得点でき、3Pシュートも決められるレンジの広さを持つ。準々決勝の四日市メリノール学院(三重)戦では4本のスリーを決めて22得点(10リバウンド)。準決勝での活躍も期待される。

東海大付福岡vs.岐阜女(11:50ティップオフ)のライブ配信はコチラ⇒https://x.gd/kTZuL




[男子]ウインターカップに次ぐ“福岡対決”の可能性も


続いて行われるのが男子準決勝の福岡大附大濠(福岡①)対美濃加茂(岐阜)。福岡大附大濠は、クレバーな司令塔#10榎木璃旺、高いシュート力を誇る#13湧川裕斗、U16日本代表キャプテン高田将吾、世代屈指のビッグマン渡邉伶音と各ポジションのタレントが揃う。さらにベンチ陣の層も厚く、さすがは第1シードという戦力だ。準々決勝の鳥取城北(鳥取)ではリードを許す展開となったが、最終的には10点差で勝利。下級生チームとして戦い、ウインターカップでは準優勝となるといった昨年の経験は、大きな財産となっているようだ。
対する美濃加茂の武器は経験豊富な3年生。ウインターカップで初の8強入りを経験した#4藤田大輝、#6エブナ・フェイバー、#8深見響敏、確かなシュート力を持つ#7関健朗というスタメン5人は今大会、攻防で素晴らしいプレーを見せており、自信を深めているはず。この5人がほとんど休まずにプレーしている点は気がかりだが、逆に言えばベンチ陣にはエネルギーあふれる選手が残っているということ。果たして開志国際(新潟)に続いて福岡大附大濠をも下すということになるだろうか?

福岡大附大濠vs.美濃加茂(13:40ティップオフ)のライブ配信はコチラ⇒https://x.gd/qFmvU




明日の最終戦は福岡第一(福岡②)対東山(京都)。両者は昨年、インターハイの準決勝、ウインターカップの準々決勝で対戦し、いずれも福岡第一が勝利している。文星芸術大附(栃木)、駒澤大附苫小牧(北海道①)に快勝した福岡第一だが、準々決勝の藤枝明誠(静岡)戦は大激戦に。トータル40分では勝負はつかず、延長の末に勝利を果たした。#77八田滉仁、#10宇田ザイオンという3年生も貢献した試合だったが、双子の#33宮本聡、#35宮本耀、#34シー ムサと2年生も大活躍という試合だった。特に#35宮本(耀)は4Q終了間際に値千金の3Pシュート、フリースローをきっちり決め、勝利の立て役者となった。
東山は、U18日本代表の3年生・瀬川琉久、爆発力ある2年生・#11佐藤凪と強力なスコアラーデュオ、四日市メリノール学院中時代に何度となく日本一を経験したオールラウンドな1年生ガードの#14中村颯斗の3ガードが軸。加えて3回戦の北陸(福井)戦で5本の3Pシュートを沈めた#8小野寺星夢や#4松島慎弥、#7南川陸斗と経験豊富な3年生がいて、クレバーなプレーを見せる留学生#6カンダ マビカ サロモン、#15ウェトゥ ブワシャ エノックもいる。リベンジに燃えているはずだ。

福岡第一vs.東山(15:30ティップオフ)のライブ配信はコチラ⇒https://x.gd/zVg1f




地元ファンにとっては、ウインターカップに次ぐ福岡対決を期待しているはずだが、果たしてどのチームが決勝に進むだろうか?


バスケットLIVEは男女3回戦(8月6日)から全試合ライブ配信

【北部九州インターハイ2024】/大会4日目(8/7)試合結果】

<会場>・Mコート/福岡市総合体育館(照葉積水ハウスアリーナ)

【第1試合10:00〜】
[Mコート]
女子・京都精華学園(京都)×昭和学院(千葉)

【第2試合11:50〜】
[Mコート]
女子・東海大付福岡(福岡②)×岐阜女(岐阜)

【第3試合13:40〜】
[Mコート]
男子・福岡大附大濠(福岡①)×美濃加茂(岐阜)

【第4試合15:30〜】
[Mコート]
男子・福岡第一(福岡②)×東山(京都)



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