岐阜女が後半強さを見せて3年ぶりの4強入り、四日市メリノール学院も最後まで粘りを見せる【北部九州インターハイ2024】
後半、リードを広げた岐阜女が勝利
8月7日、北部九州インターハイ2024女子準々決勝で四日市メリノール学院(三重)とウインターカップ準優勝の岐阜女(岐阜)が対戦。全国初の8強入りを果たし、勢いに乗る四日市メリノール学院がいいスタートを切り、前半は拮抗した展開となったが、じりじりとリードを広げていった岐阜女が79-59で勝利。3年ぶりの準決勝進出を決めた。
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4アウト1インからパスを回してチャンスを伺う岐阜女は、インサイドの#7ディヤイ ネイに入れて先取点。続けて3Pシュートをコンスタントに放つが決まらない。すると#9杉浦結菜がドライブを仕掛けてバスケットカウントを決める。しかし、3回戦の大阪桐蔭(大阪①)戦を劇的ブザービーターで下して初の全国8強入りを果たした四日市メリノール学院には勢いがある。好守でターンオーバーを引き出すと早いテンポで攻撃を仕掛けエースの#8太田蒼、1年生の#15刀根綺萌、#6伊藤千寛がレイアップを成功。残り5分で7-4とする。慌てず攻める岐阜女だが、アウトサイドのシュートが決まらず。逆に四日市メリノール学院#10山下藍にスリーを決められると、#12澁谷虹歩の速攻も決まって12-4まで点差を広げる。
クォーター終盤、岐阜女は#5安藤美優がついにスリーを成功。#7ネイのインサイド、#9杉浦の3Pシュートと続けて追いつく。結局15-15と同点で1Qを終えた。
2Q、岐阜女は#5安藤、#10三宅、#7ネイが、四日市メリノール学院は#8太田、#6伊藤、#4竹内真優、#5大久保結奈が得点。一進一退の攻防が続く。僅差で迎えた終了間際、岐阜女はクォーター終盤、#5安藤がゴール下で決めると、#12古澤絢海もファウルをもらって得点。38-32としてハーフタイムを迎えた。
3Q序盤はディフェンスが目立つ展開に。四日市メリノール学院は#8太田がスリーを沈めて点差を縮めたが、岐阜女はすぐに#9杉浦、#10三宅が連続3Pシュートを決めると、#5安藤のアシストで#9杉浦がまたも得点。46-35と初めて2桁差にする。流れを掴んだ岐阜女が58-42とリードを広げて3Qを終えた。
4Q、岐阜女がどこからでも得点できる総合力の高さを見せるが、四日市メリノール学院も集中力を切らさない。笑顔を見せて互いに鼓舞しあい、#8太田、#14中嶋とわのジャンパー、#6伊藤、#12澁谷のフリースローなどで追加点を奪っていく。それでも岐阜女は#9杉浦、#11岡田梨伽、#6岡田紬葵らが着実に得点。79-59とリードを守り切って勝利した。
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文/堀内涼(月刊バスケットボール)