2024.08.06

大会3日目試合予定、京都精華学園対桜花学園、開志国際対日本航空など注目カード目白押し【北部九州インターハイ2024】

男女8強に残るのはどのチームか!?

8月6日、「令和6年度全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技大会 (北部九州インターハイ)」3日目、男女3回戦16試合が行われ、ベスト8が決まる。

【特設】『北部九州インターハイ2024』(日程・出場校&選手名鑑・トーナメント表)

第1試合、第2試合で行われる女子3回戦、最大の注目カードは2年連続で夏冬連覇を果たしている京都精華学園(京都)と桜花学園(愛知)のライバル対決だろう。

京都精華学園は堀内桜花(シャンソン化粧品)、八木遥香(ENEOS)ら黄金世代が卒業。留学生2人という強みがあったうえで、キャプテン#4林咲良が司令塔となり、昨年以上にスピーディーなオフェンスを展開する。「去年とは違って厳しい戦いになると思うので、校長先生(山本綱義コーチ)の指示を徹底して、一戦一戦全力で戦っていきたい」と語る#4林。今大会初戦(2回戦・市前橋戦)では106-74で快勝。#15ンガルラムクナリヤ、#18ユサフボランレアイシャットの2人だけで相手を上回る35リバウンドをマークし、#5橋本芽依、#6桃井優と#4林を支える3年生も存在感を発揮し、自慢の早い展開から得点を重ねてみせた。

対する桜花学園も2回戦の土浦日本大(茨城)戦では105-48と快勝し、3回戦に勝ち上がってきた。3年ぶりの頂点を目指すチームを引っ張るのはキャプテンの#4深津唯生、#6阿部心愛、#7白石弥桜という3年生フロントライン。2回戦ではいずれも2桁得点(深津、白石はダブルダブル)をマークするなどいい大会の入りをした。また、2年生シューターの#11金澤杏、U17女子日本代表で活躍を見せた濱田ななの、クイックネスが特徴の1年生ガード、#10竹内みやなど才能豊富な下級生も多い。留学生のいる相手との対戦について井上眞一コーチは、「ディフェンスもそうだし、ファストブレイクで留学生が戻る前に攻めたり、#7白石が留学生相手にドライブを仕掛けたり、もっと足を使わなければいけない」と大会前に語っている。本日の試合でもいかに“足を使えるか”がポイントになりそうだ。

京都精華学園vs.桜花学園(10:00ティップオフ)のライブ配信はコチラ⇒https://x.gd/pZwfs

女子に続き、第3試合、第4試合で行われる男子。8試合の中で特に楽しみ対戦となるのが、昨年準決勝で対戦した開志国際(新潟)対日本航空(山梨)だ。その試合では、前半リードされた開志国際が3Qに追いつくと一進一退の攻防となったが、4Q中盤に流れを掴んだ日本航空が88-76で勝利。勢いのまま頂点に登り詰めた。開志国際にはその悔しさを知るメンバーが多く残っている。特に#5平良宗龍、#6千保銀河、#4清水脩真、#14ネブフィケルビンシェミリーという3年生カルテットは、リベンジに燃えているはずだ。昨年同様、圧倒的なスピードという特徴があり、富樫英樹コーチも「過去のチームと比べても今年はみんながどこからでも得点できて、リバウンドからのファストブレイクというトランジションもあります。これは大きな武器です」と評価している。昨年以上の得点力を持っていると言っていいだろう。

一方、日本航空も昨年に引けを取らないロスターになっている。最強留学生の#23オルワペルミジェラマイア、冷静沈着な司令塔#30大道一歩という主力が残っているうえ、190cmの3年生#99三村デールアンソニーが成長。頭角を現してきている。2回戦・福島商(福島)戦では、#23ジェラマイアが38得点(7本のダンク)19リバウンド6アシスト3ブロックと試合を支配。#30大道が19得点、#99三村デールが12得点と存在感を示した。オフェンスからディフェンスへの切り替えという課題もあるが、#23ジェラマイアがいかに効果的にプレーできるかが日本航空の勝敗の鍵を握ることになるだろう。

開志国際vs.日本航空(13:20ティップオフ)のライブ配信はコチラ⇒https://x.gd/3IzdG