月刊バスケットボール1月号

インターハイ組み合わせ決定!勝ち上がるのはどのチームか?

前回大会より

北部九州総体2024の組み合わせが決定


7月8日、日本バスケットボール協会は8 月3 ~9 日に福岡県福岡市で開催される「令和6年度全国高等学校総合体育大会 バスケットボール競技大会(北部九州総体2024)」の組み合わせを発表した。

【表】北部九州総体2024男女トーナメント表をチェック



【男子】
開催県・福岡の第1代表で第1シードに入った福岡大附大濠(福岡1)は、初戦となる2回戦で秋田南(秋田)vs.湘南工科大附(神奈川2)の勝者と対戦する。左上の山には四国大会覇者の尽誠学園(香川)、中国大会優勝の鳥取城北(鳥取)といった強敵も多い。大濠に九州新人大会の準決勝で敗れた柳ヶ浦(大分)も、虎視眈々と上位進出を狙っているだろう。

前年覇者の日本航空(山梨)は左下の山に。順当に勝ち上がれば3回戦で北信越大会覇者の開志国際(新潟)と対戦する可能性があるが、開志国際は昨夏の準決勝の借りを返そうと全力で向かってくるはずだ。そのほか、同じ山には東海大会覇者の美濃加茂(岐阜1)、近畿大会ベスト4の阪南大(大阪1)など一筋縄ではいかないチームがそろう。

優勝候補の一角に挙げられる近畿大会王者の東山(京都)は、右上の山に入った。前年は無念の準優勝に終わっただけに、今大会に懸ける思いは並々ならぬものがあるだろう。そんな東山の前に立ちはだかるチームはどこか、突出したチームはなく混戦模様の山となりそうだ。

昨年度のウインターカップで頂点に立った福岡第一(福岡2)は右下の山に入り、文星芸術大附(栃木)vs.宇部工(山口)の勝者と2回戦で初戦を迎える。3回戦ではKAZU CUPで敗れた駒澤大附苫小牧(北海道)との再戦になる可能性があり、熱い一戦となりそうだ。また、この山での注目は関東大会覇者の八王子学園八王子(東京)。初戦となる2回戦では、部員数6人の少数精鋭・和歌山南陵(和歌山)vs.延岡学園(宮崎)の勝利チームと対戦する。また東海大会準優勝の藤枝明誠(静岡)も同じ山におり、いくつもの試合で留学生同士のマッチアップが火花を散らしそうだ。



【女子】
激戦区となったのが左上の山。昨年3冠の京都精華学園(京都)が第1シードとなったが、なんと同じ山にノーシードで桜花学園(愛知)が入った。お互い勝ち上がれば3回戦で激突することになり、優勝候補の一角同士、目が離せないハイレベルな戦いとなりそうだ。また、同じ山に入った東北大会女王の聖和学園(宮城)は、2回戦で近畿大会4強の大阪薫英女学院(大阪2)と対戦する可能性がある。昨年のインターハイ準決勝で逆転負けを喫した相手だけに、1年越しのリベンジを果たせるか。

開催県・福岡の精華女(福岡1)は左下の山に入った。この山には北信越大会覇者の鵬学園(石川)や関東大会準Vの昭和学院(千葉)もいて、どのチームが勝ち上がるか興味深い。また福岡第2代表の東海大付福岡(福岡2)は右上の山に入り、順調に勝ち上がれば、3回戦で関東女王の日本航空(山梨)と対戦する可能性が高い。右上の第3シード、日本航空北海道(北海道)は昨年“オール1年生チーム”で話題を集めたチーム。創部2年目の夏、どこまで勝ち上がれるか注目したい。

ウインターカップ準優勝校の岐阜女(岐阜)は、東海大会で桜花学園を下してシード権を勝ち取り、右下の山に入った。前回大会では2回戦で京都精華学園に惜敗したが、悲願の日本一に向けて盤石な戦いを見せることだろう。





文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

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