月刊バスケットボール1月号

富永啓生、ペイサーズからのエグジビット10契約を受託と発表

エグジビット10オファーを受けた富永


7月5日、男子日本代表の富永啓生のマネジメント会社「インディペンデンス」は、NBAペイサーズからのエグジビット10の契約オファーを受諾することとなったと発表。NBAでのプレーという夢に一歩近づくことになった。

エグジビット10は、2017年からNBAの労使協定(CBA)に明記された無保証の契約形態。かつて渡邊雄太も同契約からラプターズでロスターを勝ち取ったこともある。
ネブラスカ大を卒業した5月、富永はキングス、ブルズ、クリッパーズのワークアウトに参加したものの、NBAドラフト2024で指名されることはなかった。帰国会見で富永は「(ワークアウトで)すごくいい動きをしていたとたくさん言われました。ディフェンスの部分でレベルアップしたら、もっとよくなると言われました。オフェンスの部分ではいいことをフィードバックで言われました」と良い評価も得たと告白。また「7チームくらい」からワークアウトに声がかかっていたことも明かしていた。
保証なしのエグジビット10ということで、開幕ロスターは勝ち取る必要がある。それでも「第一優先はNBA選手になること。あとは日本代表としてパリ五輪で日本の歴史を作れたらいいなと思っています」ともコメントしていた富永にとって、NBA選手になる目標に一歩近づいた形である。

富永は「パリで活躍してチームからオファーをいただけたらいいなと思います」とも語っていたが、パリで光を見せることができれば、開幕ロスターにも近づくことになるはずだ。

文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

タグ: 富永啓生

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